BMW Bayerishe Motorn Werk AG(ドイツ)
”BMW Nazca”は、1991-1993年にかけてBMWとイタルデザインがジョイントして製作したミッドシップスーパーカーのコンセプトカー。
シャシーやフロアはカーボン製。ブレーキはブレンボ製。
イタルデザインのGiorgetto Giugiaro氏によって、1990年に”M12”,1991年に”C2”,1993年に”C2spider”が製作されたが、量産はされなかった。
作成された台数等は、3という数字について色々情報が混乱しているようだが、一応調べられた範囲で書いてみた。

NAZCA M12
車両形式
L×W×H 4,364×1,989×1,105
WB 2,600 Tr 1,610/1,630
CD 0.26 Wt 1098kg
エンジン
種類 水冷4st V12SOHC(Allアルミ)
排気 4,988cc 84.0×75.0mm 8.8:1
馬力 300ps(221kW)/5,200rpm
トルク 45.9kg-m(450.1Nm)/4,100rpm
駆動系
駆動 M・R 変速 5MT
サス ブレーキ
タイヤ 235/40ZR18/295/35ZR18
1990年に最初に作成されたモデル。ネットで調べると、M12は3台しか作られていないととれる。この車体にはボンネットに凹みがない。ボンネットに凹みのあるもので、色違いが2台、ビデオや写真で確認できるので、これが初期型で計3台なのではないかと思われる。作られた時期によりエンジンは大きなものに変わっているらしい。(Alpinaチューン/5.7L,379ps)

NAZCA C2
車両形式
L×W×H 4,395×2,085×1,105
WB 2,600 Tr -/-
CD Wt 1,000kg
エンジン
種類 Alpina-turned水冷4st V12SOHC+2T
排気 6L -×-mm -:1
馬力 350ps/-rpm
トルク -kg-m/-rpm
駆動系
駆動 M・R 変速 5MT
サス ブレーキ
タイヤ
1991年にM12の更新バージョンとして作成された。こちらも3台しか作られていないらしい。やはり車ごとにエンジンが異なるようだ。
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NAZCA C2
車両形式
L×W×H 4,395×2,085×1,105
WB 2,600 Tr -/-
CD Wt 1,040kg
エンジン
種類 水冷4st V12SOHC
排気 5,576cc -×-mm 9.8:1
馬力 381ps(280kW)/5,300rpm
トルク 56.1kg-m(550.1Nm)/4,000rpm
駆動系
駆動 M・R 変速 6MT
サス ブレーキ
タイヤ 235/45ZR17/335/35ZR17
C2のデータとして載っていた。1991年当時の初代のものではなく、別のモデルのものと考えられる。”C2 Spider”がこのエンジンだったという記述もある。
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