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分布: |
インド太平洋沿岸の70m以浅。
インド洋:クワズール・ナタール州〜紅海・ペルシャ湾・インド、マダガスカル・モーリシャス・チャゴス諸島・セイシェル・モルディブを含む。西太平洋:南日本〜中国沿岸・フィリピン・東南アジア・インドネシア・オーストラリア北岸まで。中央太平洋:ニューカレドニア・サモア・パラオ・マーシャル諸島・タヒチで確認。
沿岸性で、大陸棚の砂底・藻場・サンゴ礁や岩礁の外縁に生息。普通は深度5-30mだが、体がぎりぎり浸かるくらいの砕波帯からサンゴ礁の深度70mにまで見られる。未成体は主にラグーンの浅瀬。
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特徴: |
体長Max3.2m。体は頑丈な円筒形で、幅広く平たい頭を持つ。眼は側面に付いて小さく、上部が隆起し、後方に小さな噴水孔。前鼻弁は細長く伸びて触鬚。口は小さく、下唇は三葉に分岐。背鰭と腹鰭は角張り、第一背鰭は第二より大きい。胸鰭は細く尖って鎌形。第一背鰭は腹鰭の真上で、第二背鰭は臀鰭より前の上部。尾鰭は成体の全長の1/4に達し、低い上葉を持ち下葉はほとんどない。皮歯は菱形で、4-5本の隆起が放射状に走る。背面は黄・赤・灰色などがかった茶色、腹面は灰白色。環境に合わせて体色をゆっくり変えることができる。幼体では下瞼が白。 |
備考: |
オオテンジクザメ属唯一の現生種。 |
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