備考: |
波打ち際から大陸棚外縁・外洋まで様々な環境に進出し、沿岸性のメジロザメ、外洋性のクロトガリザメ・ヨゴレ・ハビレ、島嶼性のガラパゴスザメ・ツマジロなどと生息域が重なる。ほとんどの時間は深度10-80mだが、時折200m以深、最大で400mまで潜る。水温19-28℃を好み、河口のような低塩分濃度の場所は避ける。
高度回遊性で、成体は幼体より長距離、最大で3800kmを移動することが記録。 |
水族
館等: |
沖縄美ら海水族館2黒潮への旅1 |
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分布: |
世界中の熱帯-暖帯海域に不連続に分布。西大西洋:マサチューセッツ・ジョージズバンク〜バハマ・キューバ・ブラジル南部。東大西洋:西-中部地中海・カナリア諸島・カーボベルデ・セネガル・シエラレオネ。インド洋:南アフリカ・モザンビーク・マダガスカル。散発的にアラビア海・ベンガル湾。西太平洋:日本・中国・台湾・ベトナム・オーストラリア・ニューカレドニア。東太平洋:カリフォルニア半島・レビジャヒヘド諸島。
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特徴: |
通常3.2m・160-180kg、最大で4.2m・347kg。属内の最大種の一つで、雌は雄より大きい。体は細く流線型で、幅広く丸い吻を持つ。鼻孔はわずかに前鼻弁があり、丸い眼には瞬膜がある。口角には短く細い溝があり、歯列は上・下とも左右片方で13-15(普通は14)。上顎歯は幅広い三角形でわずかに傾き、大きく粗い鋸歯があるが、下顎歯はより細く直立し、細かい鋸歯がある。5対の鰓裂はかなり長い。
大きな胸鰭は体長の1/5に達し、先細りの鎌型。第一背鰭は胸鰭後端から始まり、やや鎌型をしており先端は尖って後縁は大きく凹む。第二背鰭はそれより小さく、臀鰭の真上。背鰭間には低い隆起。尾鰭は大きくて高く、下葉はよく発達し上葉には欠刻。皮歯は菱形で密、個々の皮歯には5本の水平隆起。背面はブロンズから青みのかった灰色、腹面は白。体側に淡い筋が伸びる。鰭、特に胸鰭下面と尾鰭下葉は先端ほど黒くなり、若魚で顕著。 |
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