アブラボテ Tanakia limbata	コイ科タナゴ亜科アブラボテ属
	油(ぼて)／Oily bitterling

淡

参考

101023 鴨川シーワールド2-1

by Ryo

分布：	朝鮮半島西岸部、日本（濃尾平野以西の本州、淡路島、四国の瀬戸内側、九州北部、長崎県壱岐、五島列島福江島。）。水の澄んだ河川、用水路等。やや流れのある転石の小河川や水路を好む。	鴨川シーワールド2-1淡水域２（中流） 101023 鴨川sw2-1
特徴：	体長4-7cm（大型個体は10cmに達する）。近縁種のヤリタナゴより体高が高い側扁体形。体色は褐色を帯びた銀白色で、肩部や体側面に斑紋や縦帯は入らない。口角に1対の長い口髭。背鰭には紡錘型のオレンジ色斑紋。尻鰭の縁は黒。九州の個体群のみ、縁取りの黒色帯は2本。

備考：	繁殖期のオスは婚姻色を現すが、生息地により婚姻色の発現様態には差異が大きく、体側上半部から背にかけて、濃尾平野から関西地方では暗緑色、岡山では紫色、九州では褐色に染まる。吻端には白い瘤（追星）が1つ現れる。メスは黒い産卵管を伸ばす。