ミシシッピニオイガメ Sternotherus odoratus |
潜頸亜目ドロガメ上科 ドロガメ科ドロガメ亜科ニオイガメ属 |
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ミシシッピ匂亀/ Common musk turtle |
淡 | 参考 | 110123 箱根園水族館9-4 | by Ryo |
水族館等:箱根園水族館9-4魚類以外(カメ) | |
分布: | アメリカ合衆国中央部から東部にかけて、カナダ(オンタリオ州、ケベック州南部)。主に底質が泥や砂の流れの緩やかな河川、湖、池沼、湿地など。 |
特徴: | 最大甲長13.6cm。背甲はややドーム状に盛りあがり、上から見ると細長い楕円形。椎甲板や肋甲板の後部の後ろにある甲板前部とは重ならない。後部縁甲板は鋸状に尖らず滑らか。背甲の色彩は灰褐色や暗褐色、黒一色。下顎と喉には複数の髭状突起。吻端から側頭部にかけて左右に2本ずつ黄色や黄褐色の筋模様。幼体は椎甲板と肋甲板に筋状の盛り上がり(キール)がある。背甲の色彩は灰色や灰褐色で暗色の斑紋。成長に伴いキールは消失し、背甲の色彩は暗色になり斑紋は消失。 |
備考: | 「Stinkpot」。ニオイガメ属の模式種。夜行性で薄明薄暮時に主に活動し、昼間は水中の堆積物などに潜り休む。水棲傾向が強く、浅瀬や水面で日光浴を行うものの自然下では上陸して日光浴することは少ない。生息地北部の個体群は冬季に冬眠するが、南部の個体群は周年活動。危険を感じると後肢基部にある臭腺から臭いのある分泌液を出す。 |