ニホンスッポン Pelodiscus sinensis |
潜頸亜目スッポン上科スッポン科 スッポン亜科キョクトウスッポン属 |
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日本鼈/Soft-shelled turtle |
淡 | 参考 | 110123 箱根園水族館9-4 | by Ryo |
水族館等:箱根園水族館9-4魚類以外(カメ) | |
「キョクトウスッポン」「シナスッポン(支那鼈)」「スッポン(鼈)」。日本国内の個体を亜種P. s. japonicusとする説もある。 | |
分布: | 中国、日本、台湾、韓国、北朝鮮、ロシア南東部、東南アジア。 |
特徴: | 最大甲長は35cm。他のカメと異なり、甲羅表面は角質化していないので軟らかい。この甲羅の性質のため、他のカメよりもかなり体重が軽い。幼体は腹甲が赤みがかり黒い斑紋がある。成体の腹甲は白やクリーム色。 |
備考: | 嚙みつく力は強く、本質的には臆病なため、近付くと防御のためにすぐ食いつこうとする。「雷が鳴っても離さない」という喩えがあるが、嚙み付いた個体を無理に引き離そうとすると、引き離されまいとして首を甲の内側に引っ込めるのでよりひどく傷つく羽目になる。なお、嚙み付かれても大抵の場合は水に戻せばそのまま泳いで逃げる。 生息環境はクサガメやイシガメと似通っているが、水中生活により適応しており水中で長時間活動でき、普段は水底で自らの体色に似た泥や砂に伏せたり、柔らかい甲羅を活かして岩の隙間に隠れたりしている。鼻と首が長く鼻先をシュノーケルのように水上へ出すことで呼吸できるため、上陸して歩行することは滅多に無いが、皮膚病に弱いため、あまり頻繁ではないものの護岸などで甲羅干しをしている姿も時折見かける。また水中だけでなく、陸上でも非常に素早い動きを見せる。 |