亜種: |
5亜種が提唱(形態学的な頭蓋骨の地域的な違いによって指摘され、遺伝的な違いは未確認)
Hippopotamus amphibius amphibius (タンザニアからモザンビークなどに分布)
Hippopotamus amphibius kiboko (ケニアやソマリアなどに分布)
Hippopotamus amphibius capensis (ザンビアからのアフリカ南部にかけて分布)
Hippopotamus amphibius tschadensis (西アフリカ全域やチャドの一部に分布)
Hippopotamus amphibius constrictus (アンゴラやコンゴ民主共和国南部、ナミビアなどに分布) |
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分布: |
アフリカ大陸の赤道付近。かつてはサハラ砂漠より南のアフリカに広く分布。 |
特徴: |
体長3-4m。尾長35-55cm。体重2-3.5t。体は丸みを帯び、脚が短くずんぐりしている。頭部は非常に大きく、顔の側面上方に眼・鼻孔・外耳が一直線に並んで突出。鼻孔は自由に開閉可能。口はかなり大きく、顎の筋肉が非常に発達し、150度まで開け、長く先のとがった門歯と犬歯が生える。中でも下顎の犬歯は50cmにも達する。尾は、尾骨の骨盤に接する部分が長く、外から見える部分は短い。体色は灰色や灰褐色で、被毛はほとんどなく、尾の先と口のまわりに剛毛が見られるだけ。皮膚はたるんでいて、四肢の上方に被さる。 |
備考: |
1日のほとんどを水中で過ごし、4-5分程度の潜水が可能。水底を歩くか浮かぶことはできるが、泳ぐ事は出来ない。食性の中心は草食性。皮膚は乾燥や紫外線に弱く、保護のために、俗に「血の汗」や「ピンクの汗」などと呼ばれる赤みを帯びた粘液を体表から分泌。汗腺を持たないため汗ではない。 |
撮影: |
東武動物公園3-2 どきどきストリート2-2 |
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