アカカワイノシシ
Potamochoerus porcus
鯨偶蹄目イノシシ亜目イノシシ上科イノシシ科
イノシシ亜科カワイノシシ族カワイノシシ属
赤皮猪/Red river hog、Bush pig
参考 181119 よこはま動物園ZOORASIA アフリカの熱帯雨林 by Ryo 素人が作ったお魚図鑑
参考 181119 よこはま動物園ZOORASIA アフリカの熱帯雨林 by Ryo
参考 181119 よこはま動物園ZOORASIA アフリカの熱帯雨林 by Ryo
分布: 西アフリカのガンビアからコンゴ盆地のカサイ川、コンゴ川付近に広がる。
熱帯雨林、湿潤なサバンナ、木々におおわれた渓谷、河川や湖沼の周辺に生息。
特徴: 体重:45-115kg、体高:55-80cm、体長:100-145cm。尻尾の長さ30-45cm。
橙色から赤褐色の毛皮を持ち、背骨に沿って白線。脚と顔は黒色だが、成体は目や頬、顎の部分は白色。 顎や腹の部分の毛皮は体の他の部分より長く、オスは特に顎髭が長い。熱帯アフリカに生息する他のイノシシ科とは異なり、体全体が毛皮に覆われる。
尻尾の末端部分は黒色で束状。長く薄い耳(約12cm)を持ち、耳の末端部分は黒色または白色の束状。オスはメスより体が大きく、牙は小さく鋭い。また、オスは鼻に円錐状のこぶがあり、オス同士の衝突の際に顔の腱を守る役割を持つと考えられている。 歯はイノシシの歯の形状に類似。体臭腺は目の近くと脚。オスはさらに牙の付近、上あごと陰茎にも体臭腺がある。下あごには直径2cm程の腺組織があり、触覚機能を持つと考えられている。メスは6つの乳首。
備考: かつては亜種が存在いるとされていたが、現在では亜種は存在しないとされている。
雑食で、主に植物の根や芋を食べ、補助的に果物や草、動物の卵、屍肉、虫、トカゲを摂取。鼻で土中の食料を探し、牙や前脚でそれを掘り出す。キャッサバやヤムイモなどの農作物を食い荒らすことがある。
本来は夜行性または薄明薄暮性だが、日中でも活発に活動。基本的におよそ6-10匹程度の群れで生活し、うち成体のオスは1匹であることが多い。ただし、良好な条件の生息地ではより多くの個体で構成される群れもあり、時には30匹以上の群れになることもある。群れのオスは他のオスから群れのメスを守る役割をもつ。天敵はヒョウなど。
撮影: よこはま動物園ズーラシア アフリカの熱帯雨林