分布: |
アフリカ大陸,ユーラシア大陸,オーストラリア大陸,ニュージーランド,北アメリカ大陸東部沿岸,グリーンランドの一部など広い範囲に分布。
日本では主として本州,四国,九州に繁殖地があり、留鳥(または漂鳥)として生息。本州北部では夏鳥として繁殖、北海道でも繁殖が確認。北海道には夏鳥(3月中旬-11月上旬)として飛来するほか、冬鳥として九州,対馬,伊豆諸島,小笠原諸島(聟島,父島,母島),奄美群島,琉球諸島(沖縄島,久米島,伊是名島,渡嘉敷島,宮古島,石垣島,西表島,与那国島,波照間島),大東諸島(北大東島,南大東島)が知られている。
主に河川部や湖沼などに生息し、近年は個体数が増加した影響からか海上でも見られる。 |
特徴: |
全長約82cm。翼開長約135cm。体重1.81-2.81kg。
大形で全身がほとんど黒色のウ類。大きさ、色ともウミウに似るが、背や翼には褐色みがあり、くちばし基部の黄色い口角部分には丸み。ウ類の特徴としてくちばしの先はかぎ状で、足は全蹼の水かきを持つ。雌雄同色で、全体に黒い羽色だが、繁殖期には婚姻色(繁殖羽)として頭部が白くなり、腰の両側に白斑が出る。若鳥は全体に淡褐色で、胸などの下面が淡くて白っぽい個体もいる。 |
備考: |
亜種
P. c. carbo
P. c. sinensis
P. c. hanedae (日本の亜種カワウ。最も小形で、ウミウよりもやや小さい。)
P. c. maroccanus
P. c. lucidus
P. c. novaehollandiae |
水族
館等: |
茨城県水戸市千波湖
岐阜県岐阜市長良川
東京都練馬区石神井公園三宝寺池 |