オオミズナギドリ
Calonectris leucomelas
ミズナギドリ目ミズナギドリ科
ミズナギドリ族オオミズナギドリ属
大水薙鳥/Streaked Shearwater
170306 玄界灘(唐津-壱峻島) by Ryo 素人が作ったお魚図鑑
撮影: 玄界灘(唐津-壱峻島)
分布: 西太平洋北部の温帯域。夏鳥として日本近海、黄海,台湾周辺の島嶼に分布。夏季に北海道(渡島大島)から八重山諸島(仲御神島)にかけての離島で繁殖。冬季にフィリピンやオーストラリア北部周辺へ南下し越冬するが、日本近海に残るものもある。
特徴: 体長49cm、翼開長120cm。雌雄同色。上面は暗褐色の羽毛で覆われ、羽毛の外縁(羽縁)が淡色、白い波状斑紋が入るように見える。大雨覆や次列風切は淡褐色、飛翔時には不明瞭なアルファベットの「M」字状に見える。頭部は白い羽毛に不明瞭な褐色の斑紋や斑点が点在。尾羽は黒または黒褐色。体下面は白い羽毛で覆われる。翼下面は白いが、初列下雨覆の外側(外弁)や風切羽下面は黒または黒褐色。
嘴はピンク色がかった淡青色、先端に黒み。足はピンク色。
備考: 日本のミズナギドリ科のなかでは最大種。魚群に多数が集まり、鳥山を作るため漁師間では「カツオドリ」とも呼ばれるが、本来のものとは別種。
170306 玄界灘(唐津-壱峻島)