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分布: |
千葉県、島根県〜九州。黄海、東シナ海、アフリカ東岸、オーストラリア東南岸。水深20-300m(日本近海では70-120m)の砂泥地。 |
特徴: |
体長40cm。甲は堅く、全面に小顆粒があり、つやがない。外見はイセエビにも似るが、棘や突起は少ない。頭胸甲の中ほどに頸溝があり、前後が明らかに仕切られる。頸溝より後ろでは背面中央と左右に計3本の稜(キール)が走り、体の断面が五角形をなす。腹部の各節には1本の横溝があるが、後半の第4-6腹節では背面中央の稜線で中断。体色はほぼ赤褐色だが、生体の甲の縁や関節部は黄白色で縁取り。
第2触角は扁平で先が尖り、体長と同じくらいの長さ。ハコエビ属は触角を後方に曲げられず、常に前方に突き出す。第2触角の間に細く短い第1触角がある。メスは第5歩脚の先端に小さな鉗をもつ。 |
備考: |
第2触角の基部に発音器があり、ギイギイと鳴らす習性がある。 |
水族
館等: |
沖縄美ら海水族館3深海への旅2 |
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