マツバガイ
Cellana nigrolineata
カサガイ目ヨメガカサ上科ヨメガカサ科ヨメガカサ属
松葉貝/−
150905 西伊豆田子漁港 by Ryo 素人が作ったお魚図鑑
分布: 男鹿半島・房総半島以南の本州、四国、九州、朝鮮半島。岩礁海岸の潮間帯上部。
特徴: 殻長5cm(Max8cm,殻高2cm)。日本産カサガイ類では大型種。若い個体は殻高が低くて殻も薄いが、老成個体では殻高が高く、身も殻も厚くなる。殻口は前方が狭まる楕円形で、殻頂も前方に偏る。殻表の地色は灰褐色や暗青色で、その上に赤褐色-黒色の模様。表面の模様は二通りに大別でき、殻頂から太い帯が放射状に入るものと、細かい波線が成長肋に従って同心円状に入るもの。老成個体では両方の模様が発現したものもいる。殻の裏側は中央に橙色-黒褐色の楕円形の斑点があり、その周囲に弱い真珠光沢を帯びた青白色部。
備考: 非常に強く付着しているので剥がすのは大変。