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分布: |
北緯70度から南緯40度くらいまでの世界中の海に分布。低塩分濃度で、水温9-19℃の沿海に多く分布。日本近海でも最も普通に観察できるクラゲ。水中に漂って生活。 |
特徴: |
成体で傘の直径15-30cm。傘縁辺部に中空の細く短い触手が一列に無数に並ぶ。傘下側中央に十字形に口が開き、その4隅が伸びて、葉脈の位置で二つ折りにしたヤナギの葉のような形の4本の口腕となる。体は四放射相称。 |
備考: |
刺胞を持つが、刺されてもほとんど痛みを感じることはない。傘に透けて見える胃腔、生殖腺が4つあることから、ヨツメクラゲとも呼ばれる。日本沿岸でも大発生がしばしば見られ、漁網破損や、発電所の取水口に詰まる事故を起こす。雌雄異体であり、雄は透けて見える生殖巣が白っぽく、雌は若干茶色がかっていることで識別できることもある。 |
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