2005/11/12(土) スカシテンジクダイの謎
(下地島 オアシス)
下地島

No 器具 温度[℃] 時間 水深[m] 環境 透明度
[m]
タンク スーツ 気温 水面 水中 entry exit 潜水 平均 最大 Boat 天気
0329 Fe10 5W又 28   26 15:09 16:06 57 9.7 11.3 A C   20

ポイントの状況
天気は引き続き曇り。2本目は浅めの砂地、もちろん”スカシテンジクダイ”付き。

メンバー Junichi/Jun/Yuki/KJ/Hiroko/Ryoの6人。 

下地島 オアシス
 
お姫様!? 従者たち?? 樹海?の住人
(サラサゴンベ)
そこら中にいるじゃん
(オシャレカクレエビ)
腰を落ち着けて・・
(オニダルマオコゼ)
チョロチョロ
(ナンヨウハギyg)
見晴らし良好?
(イシガキカエルウオ)
砂被り
(マダラエソ)
 
2本目は従者を従え、お姫様が”スカシテンジクダイ”見学に。あたりは真っ白な砂地。ところどころの大きな根を、一つ一つ探索しながら移動。
初めから”スカシテンジクダイ”の群れに遭遇。しかし、何故か見るのは下の方ばかり。樹海(?)の根元の住人は”サラサゴンベ”。さらにその下の砂地には”オシャレカクレエビ”。あ、ここにも、ここにも・・・、よく見るとそこら中に。さらに砂地には、”カタボシオオモンハゼ”や”イソハゼ”、あれ、ここの岩の下にへばりついているのは”ベニハゼ”?、”サンカクハゼ”も居るぞ。
岩陰にどっしり構えているのは”オニダルマオコゼ”。毒棘は脅威だが、まるで動かないし、顔だけ見てるとほのぼのしてるし・・・。ヤギさんが砂地で見つけたのは、”テンスの幼魚”。よく見るのはホシテンスの幼魚だが、これはテンス。性格は一緒だから、砂の上をユラユラ漂い、危険を感じると砂の中へ緊急避難。それじゃ次の根へ行くべぇ。
サンゴの間をちょろちょろするのは「ドリー」、にしては小さすぎるけど、こんなに小さくても模様は同じ”ナンヨウハギの幼魚”。確かに小さい分、色の濃度は濃いような気はするが・・・。こっちのサンゴの上は見晴らしがよさそう。しっかり”イシガキカエルウオ”が陣取る。根元の方では砂をかぶった”マダラエソ”が、獲物を待って待機中。
 
宮古だけれども
(ケラマハナダイ)
わ、居た!!
(サンゴモエビ)
食事中
(オトメハゼ)
通過中
(スカシテンジクダイ)
じっとしててよ!
(ハナダイギンポ)
渦巻き中
(キンメモドキ)
はっきり2色
(フタイロカエルウオ)
すれ違い?
(アカハチハゼ)
 
次の根では”ケラマハナダイ”がお出迎え。もちろん、周りには”スカシテンジクダイ”が群れ・・・。ちょっとまばらかも。ここでも興味は穴の中?ライトの先にチラッと。すぐに明かりを消してシャッター一発。”サンゴモエビ”君、おかげさまでどうにか逃げずに写っていました。模様がなんとも言えず印象的、一歩間違えると危ない配色?
またまた次の根へ移動。砂地の”オトメハゼ”は食事中?餌をとるのに集中して人の接近にはお構いなし。ハゼにしてはなんて大胆な。”テンクロスジギンポ”が通り過ぎるその先には、”スカシテンジクダイ”と”キンメモドキ”が乱れ舞う。
ここで問題。ただ群れているように見える”スカシテンジクダイ”ですが、実はある行動単位が基準になっているそうです。さらには、同じように見える個体にも、全部で6種類の違いがあるそうです。ヒントは尾鰭周辺の模様。僕としては規則性から言うと後2種類居ても良い(居るはず)だと思うのですが・・・。
ところで、これだけ話題に上ったスカシではありますが、この根の主役はちょっと別、”ハナダイギンポ”。ギンポのくせに、色がハナダイ系、しかも泳ぎ回る。さらに”キンギョハナダイ”なんかと混じっているし、ちょっとギンポとは思いにくい奴。おかげで中々フレームに収まってくれない。今だ、チャンス、顔はやっぱりギンポだね。
この根の”キンメモドキ”は中々元気、完全にスカシを圧倒している。根の中に眼を移すと、ここは”フタイロカエルウオ”が優勢。こいつのツートンカラーは非常にくっきり、見事!!。そろそろ引き上げにかかる時間、砂地を”クロエリオオメワラスボ”が逃げていく。最後の被写体は、重なったり、すれ違ったり、”アカハチハゼ”のペアで2本目終了。

今回のお魚
カンムリベラ/セジロノドグロベラ/ミツボシキュウセン/テンス(yg)/オシャレカクレエビ/サンゴモエビシマキンチャクフグ/サラサゴンベ/キンギョハナダイ/ケラマハナダイ/ユカタハタ/アカハチハゼ/イソハゼ属の一種/オトメハゼ/カタボシオオモンハゼ/サンカクハゼ/ベニハゼ/マダラエソ/アカヒメジ/ヒラムシ/キンメモドキ/イシフエダイ/ヒメフエダイ/ヨスジフエダイ/イシガキカエルウオ/テンクロスジギンポ/ハナダイギンポ/ヒトスジギンポ/フタイロカエルウオ/アカホシサンゴガニ/クロエリサンゴガニ?/オニダルマオコゼ/コクテンサザナミハギ/ナンヨウハギ/クロエリオオメワラスボ/アサドスズメダイ/クロリボンスズメダイ/ササスズメダイ/シコクスズメダイ/セダカスズメダイ/ソラスズメダイ/ニセネッタイスズメダイ/ネッタイスズメダイ/ヒレナガスズメダイ(yg)/フィリピンスズメダイ/フタスジリュウキュウスズメダイ/ミツボシクロスズメダイ/レモンスズメダイ/キンセンイシモチ/スカシテンジクダイ/スミツキアトヒキテンジクダイ/ヒトスジイシモチ/ヤリカタギ/ウバウオの一種?/ハシナガウバウオ