1971(日本自動車博物館)

MITSUBISHI[日]
COLT GALANT カスタム[1971]

微妙ではあるが、展示車は1.4Lカスタムのように見えるので、データは1.4L。()内は1.6L。
車両形式 4ドアセダン A54(53)FU型
L×W×H 4,060×1,560×1,385
WB 2,420 Tr 1,285/1,285 175(165)
45L Wt 865(875)kg 5
エンジン
種類 4G33(32)型:水冷4st 直4OHC
排気 1,439cc 9.0:1(1,587cc 8.5:1)
馬力 92ps(100ps)/6,300rpm
トルク 12.5kgm(14.0kgm)/4,000rpm
駆動系
駆動 F・R 変速 4MTⒻ
サス 独MFSⒸ/半Ⓛ
タイヤ 6.15-13 4P ブレーキ Dr/Dr
価格 618,000円(641,000円)
ギャランは、1969年から発売されている自動車。現在は海外専売車種。初代(1969-73)は、、「コルト・ギャラン」の名で発売。当時としては流行の先端をいく“ダイナウェッジライン”を採用した斬新なスタイル。前面は角型2灯。AIシリーズ(4G30:1,3LSOHC),AIIシリーズ4G31:1.5LSOHC)で、それぞれ4車種と3車種。1970年5月 2ドアハードトップ追加。1971年3月 全モデルマイナーチェンジで丸型4灯ライト。9月 セダンのマイナーチェンジ。排気量アップ14L(4G33),16L(4G32)へ。AIIカスタムL→16L GL,AIスポーツ→14L SLに改称。

MITSUBISHI[日]
GALANT GTO・MR[1971]

車両形式 2ドアHTクーペ A53CGR型
L×W×H 4,125×1,580×1,310
WB 2,420 Tr 1,295/1,285 165
55L Wt 980kg 5
エンジン
種類 4G32型:水冷4st 直4DOHC
排気 1,597cc 79.6×86.0mm 9.5:1
馬力 125ps/6,800rpm
トルク 14.5kgm/5,000rpm
駆動系
駆動 F・R 変速 5MTⒻ
サス 独MFSⒸ/半Ⓛ
タイヤ 165SR13 ブレーキ DiⓈ/DrⓈ
備考 価格 1,145,000円
ギャランGTOは、1969-1977年に製造・販売していたファストバックスタイルの2ドアハードトップクーペ。コルトギャランの基本設計を流用しつつ、新たにスポーティーなハードトップクーペとして登場。トランクリッド後端の跳ね上がったデザインはダックテールと呼ばれた。1970年10月発売。「MR」は同年12月。当初は全てOHCヘッドを用いたサターンエンジン(4G32型)を搭載していたが、「MR」に限りDOHCヘッド化された(4G32型)を搭載。
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HONDA[日]
Honda 1300 DDAC[1971]

車両形式 2ドアクーペ H1300C
L×W×H 4,140×1,495×1,320
WB 2,250 Tr 1,245/1,195 175
45L Wt 910kg 5
エンジン
種類 H1300E型:空冷4st 直4SOHC
・8V・4キャブ(全AL製)
排気 1,298cc 74.0×75.5mm 9.3:1
馬力 110ps/7,300rpm
トルク 11.5kgm/5,000rpm
駆動系
駆動 F・F 変速 4MTⒻ
サス 独MFSⒸ/独Xビーム半Ⓛ
タイヤ 6.20H-13 4P ブレーキ DiⓈ/DrⓈ
備考 価格 773,000円
1300は、1969-1972年に生産、販売していた4ドアセダン”H1300”及び2ドアクーペの”H1300C”小型乗用車。本田技研工業が小型車市場に本格的に初進出した車種。前輪駆動,空冷エンジン,四輪独立懸架など、独創的な技術が盛り込まれていた。最初で最後の採用となったDDACと呼ばれる冷却方式は、シリンダーブロックやヘッド中に、冷却風通路を備える。
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1971年 6月クーペがマイナーチェンジを受け、セダン同様1300の名が廃され「ホンダ クーペ○○(○○はグレード名) 」と呼ばれるようになる。従来型の丸型4灯ヘッドライト車は「ダイナミックシリーズ」に編成され、「SL」、「GL」、「GT」、「GTL」のグレード名が与えられた。110PSの4連キャブレター仕様のグレードはダイナミックシリーズの「GTL」のみとなり、それ以外は95PS仕様(AT車は80PS)となった。データは「GTL」のもの。

MAZDA[日]
SAVANNA Sedan[1971]

発売直後のグレード展開は、スポーツセダン(標準車,RX,GR),スポーツクーペ(標準車,SX,GS,GSⅡ)。
データはスポーツセダンGRのもの。()内はRX。
車両形式 4ドアセダン
L×W×H 4,065×1,595×1,375
WB 2,310 Tr 1,300/1,290 165
65L Wt 870(860)kg 5
エンジン
種類 10A Rotary
排気 491cc×2 9.4:1
馬力 105ps/7,000rpm
トルク 13.7kgm/3,500rpm
駆動系
駆動 F・R 変速 4MTⒻ
サス 独MFSⒸ/半Ⓛ
タイヤ 6.15-13 4P ブレーキ DiⓈ/DrⓈ
価格 700,000円(670,000円)
サバンナは、1971-1978年に生産されていた乗用車。マツダ第5弾のロータリーエンジン搭載車。開発コードはX808。RX-7の前身にあたる。クーペの他にセダンやワゴンもあった。前期型”S102系”(1971-73)は、10A型エンジン搭載で、トランスミッションは4速フロアMTのみ。最高出力は105馬力ではあるものの、ロータリーパワーに対応するべく、リヤのショックアブソーバーをバイアスマウントしていた。全車にディスクブレーキを標準装備。セダンGRには国産初のガラスプリントアンテナを採用。
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SUZUKI[日]
Suzuki FRONTE71 GL-W[1971]

1971年11月マイナーチェンジで72(セブンティ・ツー)フロンテに名称変更。フロントグリルのデザイン変更。展示車はグリル形状から72フロンテと考えられる。データは「フロンテ71GL-W LC10WGL」のもの。
車両形式 2ドアセダン LC10WGL型
L×W×H 2,995×1,295×1,295
WB 2,010 Tr 1,110/1,085 195
27L Wt 475kg 4
エンジン
種類 LC10W型:水冷2st 直3
排気 356cc 52.0×56.0mm 7.8:1
馬力 34ps/6,000rpm
トルク 4.2kgm/4,500rpm
駆動系
駆動 R・R 変速 4MTⒻ
サス 独WⒸ/独STⒸ
タイヤ 5.00-10 4P ブレーキ Dr/Dr
備考 価格 421,000円
フロンテは、1962-1989年に生産していた軽自動車。3代目”LC10Ⅱ型”(1970-73)は、初期は従来の空冷エンジンを使用し、ボディは直線基調の2ボックススタイル。1971年5月フロンテ71W追加発売(空冷車と併売)。新しい水冷エンジンを搭載”LC10W型”。GL-W、GT-W、GT-RW。「W」は水冷、「R」はラジアルタイヤ標準装備。エンジンは新開発の水冷2st3気筒。冷却には独自の「デュアル・ラジエター方式」を採用。GL-Wは34馬力、GT-W系は37馬力。
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JAGUAR[英]
E-Type SeriesⅢ[1968]

車両形式 2ドア2+2
L×W×H 4,685×1,680×1,305
WB 2,670 Tr 1,380/1,350
82L Wt 1,515kg 2+2
エンジン
種類 水冷4st V12SOHV
排気 5,343cc 90.0×70.0mm 9.0:1
馬力 276ps/5,850rpm(DIN)
トルク 51.6kgm/3,600rpm(DIN)
駆動系
駆動 F・R 変速 4MTⒻ
サス 独DW横Ⓣ/独アッパー固定長
ハーフシャフト・ロワーIアーム・TⒸ
タイヤ E70VR15 ブレーキ ⓋDi/DiⓈ
備考 価格
Eタイプは、1961-1975年に販売されたスポーツカー。ジャガーXKシリーズに替わって、スポーツ/GTラインナップを担う車として開発。流麗なデザインと卓越した性能、それでいてライバル車よりも安価。エンジンは当初3,781ccの直6DOHCで、後に4,235ccへと排気量UP、最終的には5,343ccのV12SOHC搭載。当初は4MTのみ、途中からは3ATを選択可能。ボディーは全モデルを通じてモノコックとチューブラーフレーム併用。Eタイプは、大きなモデルチェンジを3回(シリーズ1~3)。シリーズ1の時代にはマイナーチェンジを2回。E2A(1960年),シリーズ1 3.8L(1961-64),シリーズ1 4.2L(1964-67),シリーズ1 1/2 4.2L(1967-68),シリーズ2 4.2L(1968-70),シリーズ3 5.3L(1971-75)。展示車はシリーズ3。V12だが、アルミブロック採用で6気筒と比べても重量増はわずか。ボディタイプはロードスターと2+2の2タイプのみ。フロントにメッキの格子状グリルが付き、その横のバンパーに不恰好なオーバーライダーがつく。重量増に対応するためタイヤは太くなり、ホイールアーチに前後ともフレアがついた。ヘッドライトに車幅灯が組み込まれた。パワーステアリングが付いた。ブレーキのディスクがベンチレーテッド式になった。ノーマルのホイールがワイヤーからメッキカバーの付いたスチールホイールへと変更。
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ROVER[英]
Rover 2000[1971]

車両形式 4ドアセダン
L×W×H 4,530×1,690×1,390(1,400)
WB 2,630 Tr 1,350/1,330
55L Wt 1,280(1,295)kg 4
エンジン
種類 水冷4st 直4SOHC・SU(2SU)
排気 1,978cc 85.7×85.7mm
馬力 90ps/5,000rpm(DIN)
(110ps/5,500rpm(DIN)))
トルク 15.6kgm/2,750rpm(SAE)
(17.2kgm/3,7520rpm(SAE))
駆動系
駆動 F・R 変速 4MTⒻ
サス 独DWⒸ/DDA・T・ワッツ・パナールⒸ
(独トランスバースⒸ/DDA・ST・ワッツⒸ)
タイヤ 6.45-14(165SR14)
ブレーキ DiⓈ/DiⓈ
ローバー・P6(排気量により2000、2200ないし3500と呼ばれた)は、1963-1977年に製造されていた中型乗用車。高剛性モノコックボディにストロークの大きなサスペンションと四輪ディスクブレーキ(後輪インボード式)を組み合わせ、高速型のギアリングを採用することで、操縦性と高い巡航性能確保を狙っていた。
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デビュー当初のP6は2,000cc90馬力シングルキャブエンジンを搭載していたが、アンダーパワーであると評された。66年にはツインキャブ103馬力の2000TCが追加され、標準モデルは2000SCと呼ばれることになった。またSCをベースとした3速オートマチックモデルも用意された。1973年には2200にUP。データはSC、()内はTCのもの。

ALFA ROMEO[伊]
ALFA ROMEO Spider Junior[1971]

車両形式 2シーターオープン
L×W×H 4,080×1,580×1,250
WB 2,350 Tr 1,310/1,270
46L Wt (990)kg 2
エンジン
種類 直4DOHC
排気 1,290cc 74.0×75.0mm
1,570cc 78.0×82.0mm
馬力 89ps/6,000rpm/109ps/6,000rpm(DIN)
トルク -/14.2kgm/2,800rpm(DIN)
駆動系
駆動 F・R 変速 5MTⒻ
サス 独DWⒸ/TセンターリアクションメンバーⒸ
タイヤ 155SR15 ブレーキ DiⓈ/DiⓈ
備考 価格
スパイダーは、1966年から製造している2ドア・オープンカー。1993年までのモデルはアルファロメオ・ジュリアのシャシーを用いた独自のデザインのモデルであったが、その後のモデルはアルファロメオ・GTV・アルファロメオ・ブレラのルーフを切り取ったオープン版。”シリーズ2”(1970-82)。テールが直線的な「カムテール」になり、1972年には「スパイダー1600ジュニア」が、1300と同じ簡素な外装で登場。
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FORD[米]
MERCURY COMET[1971]

車両形式 4ドアセダン
L×W×H 4,615×1,795×1,350
(5,238×1,930×1,341)
WB 2,620(2,946) Tr 1,438/1,435
57L Wt 1,195kg 5
エンジン
種類 水冷4st V8OHV
排気 4,942cc 101.6×76.2mm
(5,732cc 9.5:1)
馬力 213ps/4,600rpm(240hp/4,600rpm)
トルク 32.1kgm/1,600rpm
駆動系
駆動 F・R 変速 3AT
サス 独DWⒸ/半Ⓛ
タイヤ DR78-14 ブレーキ Di/Dr
備考 価格
マーキュリー・コメットは、1960–69,1971-77に生産されていた自動車。展示車は1964年となっているが、形からは5代目(1971-77)のようだ。ただし、このエンジン設定はなく、詳細不明。データは4.9Lエンジン車のもの。()内は展示車表示。
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