ウチワシュモクザメ
Sphyrna tiburo
ショモクザメ科ショモクザメ属Platysqualus亜属
団扇撞木鮫/Bonnethead
参考 130224 アクアワールド大洗5-2 by Ryo 素人が作ったお魚図鑑
分布: 北米および南米大陸沿岸にのみ生息。大西洋側:北米東岸からキューバ、バハマ、カリブ海を通って、メキシコ湾、ブラジル沿岸まで。バミューダ海では見られない。太平洋側:カリフォルニア南部からエクアドル沖まで。水深の浅い所を好み、浅い湾内やサンゴ礁、砂泥質の海底、河口域などに現れる。
特徴: 体長1.5m。頭は大きく湾曲しており、側方へ板状に突出するが、横への張り出しは弱い。"ハンマー"というより"シャベル"や"スコップ"の形に近い。第1背鰭起点は胸鰭内角上方、後縁は腹鰭起点上方。胸鰭起点は第5鰓孔直下。鼻孔と吻端間の頭部前縁は単に丸く、途中で湾入することはない。内鼻溝はない。両眼の後縁を結ぶ線は上顎縫合部を通るか、ややその後方を通る。
備考: シュモクザメ科の最小種。普段は15尾以下の群れで泳ぐが、季節回遊の際には数百尾の大群になることもある。温暖な環境を好み、海水温が低下する冬季には赤道付近に移動。逆に夏季には高緯度海域に回帰。ニュー・イングランドから南部ブラジルにかけての西部大西洋のものと、カリフォルニアからエクアドルにかけての東部太平洋(S.tiburo vespertina)のものは2亜種とされる。
アクアワールド大洗5-2サメの海2
130224 アクアワールド大洗5-2