チョウチンアンコウ
Himantolophus groenlandicus
アンコウ目アカグツ亜目チョウチンアンコウ上科
チョウチンアンコウ科チョウチンアンコウ属
提灯鮟鱇/Atlantic footballfish
標本 110122 東海大学海洋科学aq12-1 100311 新江ノ島水族館18-1 by Ryo 素人が作ったお魚図鑑
水族
館等:
江ノ島水族館18-1超深海(標本)
海洋科学博物館12-1-4駿河湾深海生物(魚類)
分布: 主に大西洋の深海。熱帯域(カリブ海など)〜極圏付近(グリーンランド・アイスランド)まで幅広く生息。太平洋・インド洋にも生息するが非常に少ない。生息水深は、熱帯・亜熱帯域の中層(特に水深200−800m)から捕獲されることが多い。
特徴: 体長:60cm。丸みを帯びた体型をしており、体表は小さな突起によって覆われる。体色は灰色から黒褐色。誘引突起は背鰭第一棘が変形。先端には膨隆した擬餌状体(エスカ)と、そこから分岐した10本の皮弁。ルアーは球形。
備考: 雄は雌よりも極端に小さい矮雄(わいゆう)であるが、体長は4cm近くに達し、雌への寄生をしない自由生活性の矮雄としては最も大きく成長。
100311江ノ島aq18-1
1967年2月、鎌倉の海岸に打ち上げられたチョウチンアンコウが江の島水族館で8日間飼育された際に、世界で初めてイリシウムから発光液を噴出する様子が観察されたそうです。その液浸標本が新江ノ島水族館の標本。発光液の放出には、獲物の目を眩ますなどの効果があるとみられているそうです。