違い |
体側後半 |
雄背鰭の欠刻
(軟条5〜6本間の鰭膜) |
黒色網目模様 |
黒色染み状斑紋 |
銀色鱗数 |
キタノメダカ |
ある |
ある |
0〜9枚 |
浅い(軟条の半分以下) |
ミナミメダカ |
ない |
ない |
10〜23枚 |
深い(軟条の半分以上) |
体色による分類(区別するため、野生型のメダカを通称クロメダカ)
ヒメダカ(緋目高) |
黒色素胞(メラノフォア)がないため体色がオレンジ色。観賞用。 |
シロメダカ(白目高)
アオメダカ(青目高) |
黒色素胞がなく黄色素胞(キサントフォア)が発達していないため、体は白。 |
アルビノ(白子) |
黒色と黄色の色素細胞が全くない。体が白、眼が血液の色で赤。実験用に作製。
|
透明メダカ |
黒色、白色(ロイコフォア)、虹色(イリドフォア)の3種の色素胞を持っておらず、体が透けて脳や内臓まで見える。生物の内臓研究。 |
|
分布: |
日本、台湾、朝鮮半島、中国、ベトナム、スリランカ。日本では、北海道を除く各地。流れのゆるい小川や水路など。 |
特徴: |
体長4cm。目が大きく、頭部の上端から飛出。体色は野生型では焦げ茶色がかった灰色,突然変異型では体表の、黒色、黄色、白色、虹色の4種類の色素胞の有無あるいは反応性の違いによって様々な色調。 |
備考: |
日本に棲息する最も小さな淡水魚。
日本にすむメダカの遺伝子(DNA)を調べた研究で、日本のメダカは15ものグループにも分けられるらしい。
さらにその15のグループは、大きく「南日本集団」と「北日本集団」の2つに分けられ、2012年に発表された論文に基づき、今まで“メダカ”と呼ばれていた魚は「南日本集団」はミナミメダカ(学名Oryzias
latipes) 、「北日本集団」はキタノメダカ(学名Oryzias sakaizumii)。 |
|