ニホンノウサギ
Lepus brachyurus
ウサギ目ウサギ科ノウサギ属
日本野兎/Japanese hare
参考 090617 サンシャイン国際水族館40 by Ryo 素人が作ったお魚図鑑
亜種: 4亜種に分ける説もある。毛色や後足長から亜種を区別できるとされるが、分布域の境目が不明瞭なこと、毛色は日照時間や気温によって変化することなどから特に亜種トウホクノウサギは有効性を疑問視する説もある。
L. b. brachyurus キュウシュウノウサギ
 日本(本州<太平洋側>、四国、九州)固有亜種。模式標本の産地(模式産地)は長崎県。
L. b. angustidens トウホクノウサギ 日本(本州<日本海側>)固有亜種
L. b. lyoni サドノウサギ 日本(佐渡島)固有亜種
L. b. okiensis オキノウサギ 日本(隠岐諸島)固有亜種
分布: 亜種参照
亜高山帯まで(主に低山地から山地)の草原や森林などに生息。
特徴: 体長45-54cm。尾長2-5cm。体重1.3-2.5kg。全身の毛衣は褐色、腹部の毛衣は白い。耳介の先端は黒い体毛で被われる。
耳長6-8cm。後足長12-15cm。
東北地方や日本海側の積雪地帯、佐渡島の個体群は冬季に全身の毛衣が白くなる。積雪する地域では秋頃より体毛の色が抜け落ちはじめ、冬には耳介の先端の黒い体毛部分を除き白化し、早春頃より白い体毛が抜け、徐々に赤褐色から茶褐色の体毛が生えてくる。
備考: 群れは形成せず単独で生活。特定の巣は持たないが、ねぐらを中心に半径が約400mの範囲で行動。夜行性で、昼間は藪や木の根元などで休む。天敵としてはキツネ、オコジョ、イヌワシ、クマタカなど。
食性は植物食で、葉、芽、樹皮など。
水族
館等:
サンシャイン国際水族館40Zoo-Zoo広場
参考 181119 よこはま動物園ズーラシア 亜寒帯の森 by Ryo
参考 181119 よこはま動物園ズーラシア 亜寒帯の森 by Ryo
トウホクノウサギ
Lepus brachyurus angustidens
分布: 本州の日本海側及び東北地方。
丘陵地から山地にかけての若い植林地や草地。
特徴: 体長45-55cm。体重2-2.5kg。
夏毛は茶色に、冬毛は白色になります。
備考: 草や木の葉、小枝、樹皮を食べる。単独で生活し、主に夕方と夜明け近くに活動。野生下では、生態系の下部に位置し、常に天敵に狙われる存在のため、素早く敵の存在をキャッチするための長い耳や360度の視野を持つ眼、そして敵から逃れる為に強靭な跳躍力を生む大きな後ろ足など、まさに逃げるために進化してきたような動物。
水族
館等:
よこはま動物園ズーラシア 亜寒帯の森