亜種: |
2015年現在IUCNでは種の分割を認めず12亜種を認めている。
日本国内のニホンジカは7つの地域亜種に分類され、北の方のものほど体が大きい。
エゾシカ(エゾジカ) C.n.yesoensis 北海道/日本固有亜種
ホンシュウジカ C.n.centralis 本州/日本固有亜種
キュウシュウジカ C.n.nippon 四国、九州/日本固有亜種
ツシマジカ C.n.pulchellus 対馬/日本固有亜種
マゲシカ(マゲジカ、マゲシマジカ) C.n.mageshimae 馬毛島、阿久根大島・臥蛇島(移入)/日本固有亜種
ヤクシカ(ヤクジカ) C.n.yakushimae 屋久島/日本固有亜種
ケラマジカ C.n.keramae 慶良間諸島/日本固有亜種
これらのほかにタイワンジカ(C.n.taiouanus)が日本でも観光用に移入され、和歌山県の友ヶ島などで野生化。 |
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分布: |
アムールからベトナムに及ぶ東アジア沿岸部及び日本列島(日本,中華人民共和国,ロシア)。日本では北海道から九州、その他の島々に広く棲息。一般に、日本では単にシカとも呼ぶ。和名および学名の双方に「ニホン」「nippon」とついているが日本固有種ではない。アイルランド,アゼルバイジャン,アメリカ,アルメニア,イギリス,ウクライナ,オーストリア,チェコ,デンマーク,ドイツ,ニュージーランド,フィリピン,フィンランド,フランス,ポーランド,マダガスカル,リトアニアに移入。 |
特徴: |
頭胴長1.1-1.7m。尾長8-20cm。全身は茶色だが、尻の毛は白く縁が黒い。夏には胴体に白点が出現し、冬になるとほぼなくなる。雄は枝分かれした角を持ち、春先になると生え換わる。 |
備考: |
東武動物公園のニホンジカは、「ホンシュウジカ (C.n.centralis Honsyu Sika deer 本州/日本固有亜種)。
分布は、日本の本州。生息環境は、森林や草原,藪地など。体長1.2-1.6m。尾長10-20cm。体重50-80kg。形態や習性などは他のニホンジカと同じ。
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撮影: |
東武動物公園1-3 日本産動物舎 |
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