ドール/アカオオカミ
Cuon alpinus
ネコ目(食肉目)イヌ亜目イヌ下目
イヌ科イヌ亜科イヌ族ドール属
ドール、赤狼/Dhole,Red dog
参考 181119 よこはま動物園ZOORASIA 中央アジアの高地 by Ryo 素人が作ったお魚図鑑
参考 181119 よこはま動物園ZOORASIA 中央アジアの高地 by Ryo
参考 181119 よこはま動物園ZOORASIA 中央アジアの高地 by Ryo
分布: インド、インドネシア(ジャワ島、スマトラ島)、カザフスタン東部、カンボジア、キルギス、タイ、タジキスタン、中華人民共和国、朝鮮半島、ネパール、バングラデシュ、ブータン、ベトナム、マレーシア(マレー半島)、ミャンマー、モンゴル、ラオス、ロシア南東部。
森林などに生息。
特徴: 体長75-113cm。尾長28-50cm。肩高42-55cm。体重オス15-20kg、メス10-17kg。背面の毛衣は主に赤褐色、腹面の毛衣は淡褐色や黄白色。尾の先端は黒い体毛で被われる。
鼻面は太くて短い。門歯が上下6本ずつ、犬歯が上下2本ずつ、小臼歯が上下8本ずつ、大臼歯が上下4本ずつの計40本の歯を持つ。上顎第4小臼歯および下顎第1大臼歯(裂肉歯)には歯尖が1つしかない。指趾は4本。乳頭の数は12-16個。
備考: 昼行性だが、夜間に活動(特に月夜)する事もある。5-12頭からなるメスが多い家族群を基にした群れを形成し生活するが、複数の群れが合わさった約40頭の群れを形成する事もある。狩りを始める前や狩りが失敗した時には互いに鳴き声をあげ、群れを集結。群れは排泄場所を共有し、これにより他の群れに対して縄張りを主張する効果があり嗅覚が重要なコミュニケーション手段だと考えられている。
食性は動物食傾向の強い雑食で、アクシスジカ、サンバー、ガウル、ニルガイ、アイベックス、マーコールなどの哺乳類、爬虫類、昆虫、果実、動物の死骸などを食べる。獲物は臭いで追跡し、丈の長い草などで目視できない場合は直立したり跳躍して獲物を探す事もある。横一列に隊列を組み、逃げ出した獲物を襲う。アクシスジカなどの大型の獲物は他の個体が開けた場所で待ち伏せ、背後から腹や尻のような柔らかい場所に噛みつき内臓を引き裂いて倒す。また群れでトラやヒョウなどから獲物を奪う事もある。
亜種: 2-10亜種に分かれる。
Cuon alpinus alpinus
 アムールドール
Cuon alpinus dukhunensis
Cuon alpinus hesperius
 テンシャンドール
Cuon alpinus laniger
Cuon alpinus primaevus - など
撮影: よこはま動物園ズーラシア 中央アジアの高地