ノウマ
Equus caballus
ウマ目ウマ形亜目ウマ上科ウマ科ウマ属ウマ亜属
野馬/Wild Horse
亜種: ウマ Domestic Horse Equus ferus caballus
モウコノウマ Przewalski's Horse Equus ferus przewalskii
素人が作ったお魚図鑑


ウマ
Equus ferus caballus
ウマ目ウマ形亜目ウマ上科ウマ科ウマ属ウマ亜属
馬/Domestic Horse
分布: 古くから中央アジア、中東、北アフリカなどで家畜として飼われる。
特徴: 首と頭が長く、長い四肢をもつ。角はない。各脚とも第3指を残し他の指は退化。よく発達した蹄をもち、硬い土の上を走ることが出来る。長い尾と、頭から首の上部にかけての鬣を除くと、全身の毛は短いが、ある程度の寒冷地での生活にも耐えられる。
備考: 優れた嗅覚をもつ。顔の両側に目が位置するため視野が広いが、反面、両眼視出来る範囲は狭いため、距離感をつかむことは苦手とする。走るときに背中が湾曲しないため、乗用に用いることが出来る。 一般に、立ったまま寝ることでも知られるが、本当に安全な場所であれば、横になって休むこともある。草食性。
分類: 用途による分類(ウマの分類に関してはいくつかの方法があるが、動物分類学的にはすべてがウマ(正確にはイエウマ)という単一種)
軽種:主に乗用や、乗用の馬車をひくために改良された品種。軽快なスピードとある程度の耐久力をもつように改良。多くがアラブを母体。
 サラブレッド,アラブ,アングロアラブ,アンダルシアン,アハルテケ,トラケナー,リピッツァナー
中間種:軽種と重種の中間的な性質を持ち、軽快さと比較的温厚な性質を持つ。
 セルフランセ,スタンダードブレッド,クォーターホース,ハクニー,ハンター,ノルマン,フリージアン
重種:主に農耕や重量物の運搬のために改良された品種。
 ペルシュロン,ブルトン,ベルジャン(ベルジアン),シャイヤー,クライズデール
ポニー:き甲までの高さが147センチメートル以下の馬の総称。
 シェトランドポニー,ウェルシュマウンテンポニー,ハクニーポニー,コネマラポニー,アメリカンミニチュアホース
日本在来種:以下の8種。北海道和種以外は非常に飼育頭数が少ない。蒙古馬系に属する比較的大型のポニーに含まれる。
 北海道和種(北海道),木曽馬(長野県木曽郡、岐阜県),野間馬(愛媛県今治市野間),対州馬(長崎県対馬市)
 御崎馬(宮崎県都井岬),トカラ馬(鹿児島県トカラ列島),宮古馬(沖縄県宮古島),与那国馬 (沖縄県与那国島)

与那国馬 020317 八重山諸島与那国島東崎 by Ryo
分布: 与那国島固有種。在来種。
特徴: 体高120cm。ポニーに分類。毛色は鹿毛が中心。
備考: 来歴は不明。日本最西端の離島である与那国島に生息するため、他品種との交配や品種改良が行われることがなく、その系統がよく保たれているということだ。
020317 八重山諸島与那国島東崎

ポニー(Pony) 160325 東武動物公園2-2 どきどきストリート1−2(ポニー/ヒツジ) by Ryo
撮影: 東武動物公園2-2 どきどきストリート1-2
160325 東武動物公園2-2
備考: 肩までの高さが147cm以下の馬の総称。特定の品種を指すわけではなく、馬のタイプの一つであり、犬程度の大きさしかないファラベラから、日本在来馬や、比較的大きいコネマラポニーなどが含まれる。頭がよく温厚であり耐久力に優れる。
種類: 代表的なポニー
シェトランドポニー:イギリス原産、平均体高は100cm程度。主に乗馬や引き馬。
ハフリンガー:オーストリア原産、平均体高は130cm強。主に乗馬や引き馬。
ウェルシュマウンテンポニー:イギリス原産、平均体高は120cm弱。主に乗馬、ショー用。
ハクニーポニー:イギリス原産、体高は130cm半ば。馬車用。
ゴトランド:スウェーデン・ゴトランド島原産。体高は120-122cm。乗馬。
コネマラ:アイルランド・コナハト地方原産。体高は130-140cm。四肢は短く骨太。乗馬、輓用、農耕用。
ファラベラ:アルゼンチン原産、シェトランドポニーを改良。体高70cm程度。ペット、盲導馬。
ミニチュアホース:アメリカ原産、原種はファラベラ、体高は80cm程度。ペット、盲導馬。
モウコノウマ(蒙古馬):モンゴル(蒙古)原産、体高は130cm内外。軍馬、遊牧用。
 日本在来馬や済州島馬など多くの東アジアの馬の起源。シマウマ以外で野生群が残る唯一の馬種。
木曽馬:日本原産、体高は130cm強。元は軍馬、農業用として使われていたが現在は乗馬。
済州島馬(チョランマル):韓国・済州島の在来馬で、ルーツは蒙古馬。


モウコノウマ
Equus ferus przewalskii
ウマ目ウマ形亜目ウマ上科ウマ科ウマ属ウマ亜属
蒙古野馬/Przewalski's Horse
参考 181119 よこはま動物園ZOORASIA 中央アジアの高地 by Ryo 素人が作ったお魚図鑑
参考 181119 よこはま動物園ZOORASIA 中央アジアの高地 by Ryo
分布: ユーラシア大陸の草原に生息。かつてアジア中央部、特にモンゴル周辺(アルタイ山脈周辺)に多数生息していたが、野生下では一度絶滅し、飼育個体の子孫を野生に戻す試みが各地で続けられている。
特徴: 頭胴長2.2-2.6m、体高1.2-1.4m、体重200-300kgほど。毛色はいわゆる薄墨毛で、全体的に淡い褐色、四肢とたてがみ、尾は濃い褐色。冬になると毛の色合いが薄くなり、かつ毛が長くなる。たてがみは常に直立しており、家畜馬のように倒れない。口先に白いポイントがある。体型はがっしりとしており、サラブレッドなどの競走馬が持つ華奢なイメージはない。背中に「鰻線(まんせん)」という濃い褐色の帯がある。
備考: 年長のメスに率いられた小規模の群れで暮らす。群れの構成はリーダーメスを中心に数頭のメスとその子供からなり、群れの周辺には1頭前後のオス個体がいる。草原の草を食べる典型的なグレイザー。
撮影: よこはま動物園ズーラシア 中央アジアの高地