ウロコフネタマガイ Crysomallon squamiferum |
アマオブネガイ上目ネオンファルス目 ネオンファルス上科ネオンファルス科 Crysomallon属 |
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(鱗船玉貝?)/ Scaly-foot gastropod |
参考 | 100311 新江ノ島水族館18-1 | by Ryo |
水族館等:新江ノ島水族館18-1超深海(標本) | |
分布: | 世界で初めて生体展示されていたのは、インド洋かいれいフィールドの水深2421mから採集。 |
特徴: | 殻長4cm。足に鉄(硫化鉄)でできたウロコを持つ。(通常の巻き貝は蓋を持ち、危険が迫ると軟体部を引っ込め蓋を閉めて防御しますが、スケーリーフットはフタを持たない代わりに鉄のウロコで身を守る。) |
備考: | Armored gastropod。インド洋中央あたりに位置するインド洋かいれいフィールドの水深約2400m地点では、海底から熱水が噴出。チムニー(熱水が噴き出る箇所の周りに金属の硫化物などが凝固して煙突状に伸びたもの)から噴き出す熱水は300℃を超えることもあり、溶け込んだ金属の影響で熱水が黒くなるため「ブラックスモーカー」と呼ばれる。この熱水に含まれる硫化物と鉄を利用してウロコをつくるという。 |