2005/08/13(土) ここはソ−ダイ!!
(東伊豆熱海ソ−ダイ根)
熱海

No 器具 温度[℃] 時間 水深[m] 環境 透明度
[m]
タンク スーツ 気温 水面 水中 entry exit 潜水 平均 最大 Boat 天気
0298 Fe10L 5W又 32   21 10:24 11:02 38 17.0 31.7 A S   5~15
0299 Fe10L 5W又 32   19 13:34 14:07 33 19.5 28.0 A S   12

ポイントの状況・他
天気は晴れ、波は無し、流れが少し。1本目も2本目も下は透明度良好。魚の数は多くはないが、じっくり探せばもう少し面白いものが見つかりそう。
さすがにお盆の最中で道路は渋滞、港北パーキング手前から詰まっている。それでも1時間もすれば厚木を通過。小田原−厚木はスムーズにぬけるが、石橋は4km渋滞。本線最後のトンネルから渋滞開始、と思いきや、トンネル内で玉突き。折角のお休みも台無しで、他の人にも大迷惑。もっと慎重に運転しましょう。いずれにしてもこれから135号で熱海は大分かかりそうなので、ターンパイク経由に変更。予想的中で、熱海に入る下りは、新道も旧道も大渋滞。ターンパイク経由で上り線に入り、9:30には到着。熱海までならこの手は十分通用。

メンバー Kogureっち,Hiroko,KJ,Ryoの4人。 

1本目 ソーダイ根(ボート)
浮き桟橋へ 専用ボート 発見
(ハナオトメウミウシ)
そこら中に居る
(ハナオトメウミウシ)
熱海はボートが基本。今日はさすがに人が多いので、大型の底の平らな専用ボートを使用。さすがに専用ボートだけ有り、使い勝手もよい。浮き桟橋から乗り込み出発を待つ。同乗のグループは3つで、一つは外人さんのグループ。3人がダブルタンクを背負っている。さすがに重そうだ。
1本目は「ソーダイ根」。根のトップにアンカーを落とし、ロープ潜降する。ここは水深5m程だが、緩やかな岩の斜面が沖へ向かって続く。初めのうちは透明度は良くないが、少し下がると水温の低下とともに、透明度もかなり上がる。斜面を降りて行くと先は砂地で、すり鉢状にになっているそうだが、最深部は-48m。外人さんたちは、何の躊躇も無く真っ直ぐ行っちゃたけど・・・。
砂地との境目出すら-32mと結構深い。サカタザメの一匹でも居ないかと辺りを見回したが気配も見えず、魚もあまり居ないので、観察の中心は岩の方へ。白地にオレンジのぶつぶつ、”ハナオトメウミウシ”がソフトコーラルに巻きついている。と思ったら、他にはほとんど何も居ないのに、こいつだけがそこら中に転がっている。こっちも、こっちも、あ、あっちにも。
この風景は・・・
(ゼブラガニ)
お盆休み?
(イソカサゴ)
お邪魔様?
(イチモンジハゼvsコウイカ)
ペア
(ミギマキ)
Hirokoがウニの上で何かを発見。普段はもっと隠れているはずの”ゼブラガニ”。これで擬態になっているのか?っていうほど丸見え。資料によれば、自分の鋏でウニの棘を刈り込んでいくので、部分的に禿げるそうだ。確かにこいつが居る場所は大分刈り込まれているようだ。ウニにとっては迷惑な話だろうな、気持ちも分かるような気がする・・・。
そろそろ冷えてきたので、傾斜に沿って徐々に浮上。見つかるのは相変わらず”ハナオトメ”君。ゆっくり岩の間でも探せば、もう少し何か見つかりそうな気はするが、あまり時間も無いので根のトップ近くへ。水深も浅めで、水温も大分高いので、この辺ならばのんびり出来る。
岩肌を覗き込みながら、何か居ないかと探して見たが、どうやら魚もお盆休みかあまり見当たらない。休憩中の”イソカサゴ”に”イチモンジハゼ”、気がつかないうちに写真に写っていた”スジコウイカ”君などなど。”ミギマキ”が二匹並んでいたので、ちょっと写してみました。

2本目 沈潜(ボート)
ウインチも海草で・・・
 
周りはソフトコーラル
(サクラダイ)
中は小魚の巣
(イチモンジハゼ)
1時過ぎ出発のはずが、中々スタートできない。やはり今日は混雑気味で、ボートが2台フル回転なのが原因か?さすがにお盆、久しぶりの海外(マレーシア)時間ダイブか?水浴びしながら待つことしばし、もう一隻のボートが戻って来て、急いでボートマンが乗船。さあ、沈船に向け出発。
固定ブイからロープ潜降。「あまり流れてませんよ」、先に入った人の言葉を信じ、ボートの先からエントリー。ところがどっこい、水面はやや流れあり。途中に他の人は居るし、結局遠回りして流れに逆らい泳ぐことに。初めはあまり体力使いたくないんだけどな・・・。
水面近くは透明度が悪いが、潜るにつれて視界は開ける。ブイは沈船の舳先に固定さ、船主部分はほとんど見えている。脇へ降りると、ソフトコーラルがついた壁際を”サクラダイ”の群れが泳ぐ。こいつらはもともと深めに居るから、他ではこういう群れはあまり見られないぞ。
”トゴットメバル”も居る。”コブダイ”らしき影が数匹、どうやらここの主なのか?。やはりお盆のせいで、お魚たちもお休みなのか、それほど魚は見られない。甲板の上にもほとんどいない。そこでウインチを覗き込むと、中は”イチモンジハゼ”の天下。しかも大きいのが沢山。
ここにも
(ハナオトメウミウシ)
最後尾 底が上? 水深5m
(カワハギyg)
2つに折れた船尾が、逆さまになって沈んでいるようで、尾根のような景色が続く。先まで見えるので1周する。ソフトコーラルはついているが、相変わらず魚影は少ない。ここでも今回の当たりウミウシ、”ハナオトメウミウシ”に遭遇。
グルッと回ってきたが、良く見えるって言うことは、魚にとっては死活問題。人には好条件でも、必ずしも魚にとって良い条件とは限らない。初めてなので沈船の下の方はほとんど見ていないので、そっちの方はまだまだ期待できるはず。その辺はまた次回と言うことで・・・。
最後に、安全停止のブイでは、カワハギの幼魚が楽しませてくれた。こういうのが居てくれると、時間待ちも短く感じるよね。

今日の昼飯 etc.
今日の昼食はお弁当。おかずは海系(エビと魚とカニクリームコロッケのフライ)と陸系(ハンバーグとお肉)など選択可能。今回は海系を選択、備え付けのベンチでやや遅め(2時半)の昼食ということに。
道路もこの時間になれば流れている。途中、伊東市内のスーパー「アオキ」に寄り、食材の買出し。今回の食事は全てHirokoの手作りで、おかげで僕らはのんびり。Hiroko、どうもお疲れ様、おいしかったよ。

今日のお魚
カワハギ/キタマクラ/カサゴ/オニカサゴ/ハナオトメウミウシ/ゼブラガニ/イソカサゴ/イチモンジハゼ/ミギマキ/クロホシイシモチ/スズメダイ/ゴンズイ
メバル/サクラダイ/トゴットメバル/コブダイ/ウツボ/アカササノハベラ/イチモンジハゼ/ハナオトメウミウシ/アカイソハゼ/シラコダイ/カワハギ