2005/10/15(土) 相変わらず奥が深いぞ
(西伊豆土肥)
土肥

No 器具 温度[℃] 時間 水深[m] 環境 透明度
[m]
タンク スーツ 気温 水面 水中 entry exit 潜水 平均 最大 Boat 天気
0320 Fe10 5W又 24   23 09:45 10:52 67 9.7 23.3 × S 10
0321 Fe10 5W又 24   23 13:09 14:02 53 12.8 25.7 × S 8

ポイントの状況・その他
雨の予報も「念ずれば通ず!」、僕の中では予定通り(?)の上天気。帰りの車が発射すると同時に雨が降り始めるという見事さ。海の方も、この程度の透明度があればというところ。今回も色々新しい顔を見せてくれた。
土肥101のプールも冬季に向けて準備完了。残念ながら、浅いプールは使用できないが、深い方はエアドームを被って準備万端。

メンバー Junichi,Jun,Hiroko,KJ,Ryoの5人。 

1本目 通り崎沈船U→通り崎
やって来たのは
(セイテンビラメ)
ちょっと角度が・・・
(アカオビハナダイ♀)
これは何処??
(イサキvsカスミアジ)
ラジオ体操第?
(イソギンチャクモエビ)
風並みが少々立っているようだが、落ち着いた海は、今日はまだ誰も入っていないようだ、今がチャンス。透明度はマアマア、ゆっくしと沈船に向かう。ところでこの髭もじゃは何だろう?ヒトデでも移動してきたのかな?と、このときはあまり気にも留めずに通過。これが後であんな姿を見せるとは・・・。
砂地に”ダテハゼ”や”クサハゼ”を見ながら、沈船に到着。砂地を何かが寄って来る。様子を見るように、ススッと動いてはピタッと止まる。徐々に近づいて来るが、こちらが興味を示すと、止まったきり動こうとしない。やって来たのはダルマガレイ?と思いきや、先端の白い触角は”セイテンビラメ”。写真は撮りやすいが、写真には写りにくいやつ。
沈船には浅い割にはハナダイ系の魚が結構来ている。今回も”アカオビハナダイ”の雌らしきものを発見。発色が鮮やかできれいだが、さっきのやつと正反対で動き回るので写真はちょっと大変。結局こんなショットに。もう少し粘ればよかったかな?
今日の沈船は一味違う?底の砂地にハゼを発見。といっても暗くて良く見えない。情報によると、ベンケイハゼが居るらしいが、本当にこんな砂地に居るのか?と半信半疑。とりあえず写真を撮って後でよく調べることに。結果は”シュンカンハゼ”、見ようによってはベンケイハゼにも似ているが、大きいし、逆さにもなってないし、指差したら瞬間的に消えたしな・・・。
沈船に群れる”イサキ”を4匹のアジ(”カスミアジ”?)が狙って突っ込む。”オオモンハタ”も数匹居るが、はたしてこいつらは何をしに来たのか?主食は甲殻類のはずだが・・・。ところで、この写真はあまりに修整し過ぎだって?確かに、これじゃ南の島にも匹敵するかも?ま、気分だけでも楽しまなくちゃね。
傾斜斜面に生えていた海草は無くなり、砂が一面に覆い被さり、一月前とはまるで違う様相に。”クマノミ”が居るイソギンチャクだけが同じ位置に残っている。”イソギンチャクモエビ”が2匹、元気に飛び跳ねているが、辺りは砂漠化。通り崎にも変化が、”ヒメイセエビ”の家族の穴はガンガゼが占領。はたしてあの家族は何処へ行ったのやら。
ついに全身像が
(トウヨウコシオリエビ)
たまには主役を
(サビハゼ)
これは何?
ガオー
(ツキヒガイ)
浅めのごろた地帯も砂漠化。”ダテハゼ”や”ネジリンボウ”(ここのはシャイ)といった砂地のハゼが点在するのみ。大きな岩場の側は、多少様相が違うが、岩の周辺はガンガゼが占領。その間を”ホシハゼ”たちが住処にしている。岩の間に、タコと思いきや、ピンクの物体が挟まっている。これってカイメンっぽいけど、短時間でこんなに沢山大きくなるものか???
さらに隙間を観察すれば、居ました居ました、ついにその全貌を現した”トウヨウコシオリエビ”。地味だけど、最近は結構居いろんなところで遭遇する。こんな大きいのを、こんなにアップで見たのは初めてだけど、眼の横筋はちょっと変わっているね。
浅瀬の岩の下に、髭もじゃのハゼ。珍しいのか?ドアップで撮影。あれ、これって”サビハゼ”?まあいいか、正面写真は愛嬌たっぷり、たまにはこいつだって主役を張ることも。同じような髭もじゃでもこいつはいったい???、と、飛んだ!!!ついに正体を現した、こいつは”ツキヒガイ”。帆立貝と同じ仲間で、驚くと跳び上がり、蓋を開閉させて泳ぐという、運動神経抜群の貝。残念ながらショーは一回限りで、力尽きたのか、相手にしてくれなくなったのか・・・。

2本目 通り崎ケイソン→沈船U
緊急退避!!
(ヒレナガハゼ)
ここの住人
(アミウツボ)
ペアで警戒中 単独に変更
(カスリハゼ)
ケイソンを目指し、一番岸よりを下っていく。砂地を見ると、まだ小さいハゼたちが沢山科を顔を出している。上空(?)を大きな物体(Junichi)が通ると、ヒュッヒュッと順番に引っ込んでいく。”ネズミゴチ”がスルスルッと滑るように移動。続いて”ホウボウ”が鰭を広げて逃げる。
ここで、Junichiがタイヤに突進、何か見つけたようだ。近づいても何も居ないが・・・、どうやらもう逃げてしまったらしい。後で聞くと、”マハタ”の幼魚がいたらしい。残念。今度は、Hirokoがなにやら発見?しかし逃走開始、写真で見ると”コウイカ”。コブシメをそのまま小さくしたようなやつだ。これまた残念。
底は泥に変わり、”ヒレナガハゼ”や”アミウツボ”、”イッテンアカタチ”の領域。”ヒレナガハゼ”や”イッテンアカタチ”は人が接近するとあっという間に緊急退避。後から行った人は影も形も拝めない。着底やするだけでも振動で引っ込んだり、写真を撮るには格好厄介なやつら。逆にウミヘビは威嚇に出てくるほど積極的。他では見ない南からの流れ者らしいが、どうやらここに住み着いたらしい。
沈船のすぐ下側辺りでペアの”カスリハゼ”を発見。一匹はさっさと撤退、もう一匹は見張りに専念するらしい。しばらくじっくりと撮影させてもらってよろしいでしょうかね。
愛嬌たっぷり 全身は見ない方が・・ かわいいっショ
(スズメダイyg)
これは?
(サツキハゼ?)
(コケギンポ)
岩穴から顔をのぞかせる”コケギンポ”は、眼の上の枝状皮弁がなんともユニーク、愛嬌たっぷり。ところが今日は暑いのか、体全体を出して海水浴?しかも動きが非常に鈍い。こうなるとちょっとイメージがね。グラビアは顔だけと言うことで、体は披露しない方が・・・。
岩の窪みで、なにやらうろちょろしている。かわいい”スズメダイ”。”サラサエビ”との2ショットを1枚。「彼とは関係ないわ」と今ひとつ不機嫌そうな顔?失礼しました。
浅瀬の砂地を集団で泳いでいるのは何だろう?驚くと、砂地の穴に飛び込んでいく、ということは”ハゼ”?水中を忙しく泳ぎまわるこの手の魚は、デジカメにとっては最も撮り難い被写体。何とか偶然を期待して撮っては見たものの、現状ではこれが精一杯。一応”サツキハゼ”のような気はするのだが・・・。

今日の昼飯 etc.
土肥は備え付けの食堂が定石。外も大分寒くなってきたので、今回は暖かいラーメンを注文。

今日のお魚
クロホシイシモチ/カワハギ/キタマクラ/ヨメヒメジ/ソラスズメダイ/クツワハゼ/トラギス/スズメダイ/カサゴ/サラサエビ/クロサギ/セイテンベラ/キンギョハナダイ/アカオビハナダイ/ウツボ/(シュンカンハゼ)/イサキ/カスミアジ/オオモンハタ/コガネスズメダイ/クマノミ/イソギンチャクモエビ/ホシハゼ/イシヨウジ/ダテハゼ/クサハゼ/ニシキテッポウエビ/ツキヒガイ/サビハゼ/ヨソギ/コケギンポ/トウヨウコシオリエビ/ヒラメ/アカエソ/コロダイ/コスジイシモチ/キンセンイシモチ/サツマカサゴ/イソカサゴ
ホウボウ/ネズミゴチ/オニハゼ/カスリハゼ/(マハタ)/(コウイカ)/ヒレナガハゼ/イッテンアカタチ/アミウツボサツキハゼ/オトヒメエビ/マダコ/アカイシガニ/セレベスゴチ