2006/08/20(日) 景色が変わった?
(西伊豆 土肥通り崎ビーチ)
土肥

No 器具 温度[℃] 時間 水深[m] 環境 透明度
[m]
タンク スーツ 気温 水面 水中 entry exit 潜水 平均 最大 Boat 天気
0362 Fe10 5W+3U 32   22 09:38 10:34 56 12.2 22.8 × S   10
0363 Fe10 5W+3U 33   22 13:06 14:04 58 6.4 14.6 × S   10

ポイントの状況・その他
天気は快晴。うねりも無く透明度も結構いい。通り崎の先は若干流れが。
帰お盆休み週間最後の日曜はさすがに渋滞。上り大和トンネル先頭に大井松田方面35km。

メンバー Junichi,Hiroko,KJ,Ryoの4人。 

1本目 通り崎ビーチ(沈船)
行動的
(イザリウオ)
記憶に無い!
(ユカタハゼ)
認めた訳じゃ・・・
(ニジギンポ)
捨て難い!
(イトヒキハゼ)
ステージ下の”イザリウオ”はかなり大きく成長。日々徘徊を続けているそうで、今日も散歩中に遭遇。”イザリウオ”はこの大きさになると、移動するは威嚇するはとかなり行動的。情報では虎柄と一緒に散歩していると言うことだが、まだお目にかかったことが無い。そんなに恥ずかしがりやなのか?
釣堀のおこぼれをあさりに、ステージ下には”クロダイ”,”ブダイ”,”マダイ”といった大物が。”ハコフグ”や”ニジギンポ”の姿も見える。この辺の勢力分布はどうなっているんだろう?とにかく前に進まないと始まらないので移動開始。”コブダイyg”はここでは例年見るが、今年はさらに多いようだ。”コウイカ系”も例年以上に見るような気がする。
沈船到着、透明度が良いのでここでも結構明るい。まずはいつものシュンカンハゼを探しに・・・。あれ、こっちだっけ?いつもと場所が違うような・・・。マストの倒れている方向が違う!いつも観察する場所の上に倒れこんでるんだ。ずれたのか?それとも倒れてきたのか?とにかく沈船の形が変わっちゃったぞ。
魚たちにとってはむしろ隠れる場所が増えたようで、”サクラダイ”や”スズメダイ”,”キンギョハナダイ”に”コスジイシモチ”、”キンチャクダイyg”も泳いでる。おや、脇を通りすぎたのは”マハタ”だったの?これって去年の10月に、ここで観察されたやつの成長した姿かも。今はアカハタを押しのけて、この沈船の主になってるのかもね。もっと大きくなると沖の沈船に行くのかな?
土肥の名物と言えばハゼ、浅場から深場まで、砂〜泥とハゼ達にとっては絶好の住処。深場は今日も、”ヒレナガハゼ”や”イトヒキハゼ”など大き目のハゼが幅を利かすが、中には・・・。大きさはサビハゼ程度、泥地の穴から体を出している、模様は白黒マダラの砂地向け?少なくとも今までの経験には無い種。まずはきっちり写真に収める事が大事、だったんだけどな〜。それでも判別程度は可能な写真には・・・。きっと”ユカタハゼ”だと思うんだ。
海中にこんなものが落ちていることは決して良いことだとは思わないが、こういう光景は人を楽しませてくれる。”ニジギンポ”君、ありがとう。こっちは土肥に住みつく”トゲカナガシラ”、見るたびに大きくなっているような・・・。そしてこっちは”ヒレナガハゼ”。どっちの写真を採用するか迷うな〜、でも、やっぱりきれいに撮れた方が捨て難い!
大きい方が雌?
(イザリウオ)
初遭遇
(クラカケトラギス)
全開!!
(ホシハゼ)
こっちも!
(ベニイシガニ)
深場で遭遇した”イザリウオ”は、ペアで海草に避難?大きさの違いはやはり雌雄だよね。もちろん大きい方が雌だと思うが・・・。同じような海草の陰に、今度は”ハオコゼ”。一瞬新しいのを見つけたと思ったんだけど、単なる色彩変異だったみたい、残念。
これは・・・、ハゼにしては大きいし、堂々としてるし、トラギスにしては細いし・・・。今一分からないが見たことが無いのは確か。こういうときこそ写真判定の力が。良かったー、撮っといて。名前からはすでに撮ったことがあるように感じるが、実は初めて、”クラカケトラギス”。やっぱりトラギスだったんだ。
浅場に戻り、海草の間には”ホシハゼ”がいっぱい。特にこいつは何がしたいのか、こんなところで鰭を全開。確かに周辺とは混ざってて確認しづらいことはしづらいんだけど・・・・。こっちの岩の下では”ベニイシガニ”が全開!といってもカニは大体こんなもんか。

2本目 通り崎ビーチ(通り崎)
ガオ〜?
(イザリウオ)
今回はOK
(ベニホンヤドカリ)
撮りにくい!
(ヨウジウオ)
悠々!
(トビヌメリ)
エントリー真下のケイソン脇で逃げ回っているのは”マダコ”?逃げ込む隙間が無くてパニック状態。結局ケイソン脇の草むらに丸まってるだけ、おまえ、丸見えじゃん、それで隠れたつもりなの?それを尻目に、威勢よく闊歩しているのは”イザリウオ”君、また会ったね。ここまで来るともう風格さえ、俺様にゃ怖いものなんかね〜ぞ、ガオ〜!って感じ?
浅瀬を移動し通り崎へ。今日は外へ向かって流れが。ここは時々流れがきつくなるので要注意。”オルトマンワラエビ”はいつものところに健在。但し、一匹はなにやら足の数がおかしいような・・・。去年の暮れ、ガンガゼに占領されていたヒメセミエビの穴は空っぽ、な〜んにも見当たらず寂しい限り。周囲には”オオモンハタ”が数匹、”キンチャクダイ”もやって来た。
やや傾斜に沿って戻ってくるが、去年この辺にいたネジリンボウは見つからず、居るのは”オニハゼ”程度。今年のネジリンボウはもっとずっと浅いところに居るらしい。少し降りた砂の段付近に”アオリイカ”が。見ると産卵礁がこんなところに。台風でこんなところに流されたのか?その先の落ち込みには”サツキハゼ”のコロニー。しかし中層の小さな奴らはほとんど撮影が不可。一度バッチリ撮りたいんだけどな〜。
撮影はあきらめて浅瀬へ。今回は至る所にヤドカリが進出、何か意図があるのか?たまにはこいつらもちゃんと撮らなきゃ。ところでこいつは、前回川奈でピンボケした”ベニホンヤドカリ”??あれ、これって初物なの?こっちの草むらの中のは”オイランヤドカリ”。これは結構古株だよね。
どんどん砂地をさらに浅瀬へ。水深3m、光が差し込み明るい水底にはアマモ?のような茂み。何かいるぞ、”ヨウジウオ”発見。体は緑色で完全に擬態状態。その上スルスルと草の間を逃げ回る。1枚目、2枚目、3枚目・・・、ロクにピントが合わないぞ〜〜!!誰か何とかしてくれ!
そろそろ上がるか、とステージ方面へ。前から悠々とやってきたのは”トビヌメリ”のペア。人に動じるどころか、何も無かったかのように悠然と脇を通過。これだけ堂々とすれ違って行ったのは初めて。これは土肥だからなのか?それともあいつらが特別なのか??はたまた俺が馬鹿にされたのか???

今日の昼飯 etc.
土肥のザルソバ。口内炎もまだ直らず、食欲も今一。これだけで・・・。

今日のお魚
イザリウオ/クロダイ/ブダイ/ハコフグ/ニジギンポ/クサハゼ/サクラダイ/スズメダイ/キンチャクダイyg/コブダイyg/キンギョハナダイ/コスジイシモチ/ユカタハゼ/イトヒキハゼ/ヒレナガハゼ/トゲカナガシラ/クラカケトラギス/ホシハゼ/トビヌメリ/サビハゼ/ダルマガレイ/マダイ/クロサギ/ハナハゼ/ダテハゼ/ホシノハゼ/クツワハゼ/サツマカサゴ/ウツボ/オハグロベラ/ソラスズメダイ/カワハギ/キタマクラ/カサゴ/イソカサゴ/セレベスゴチ/オオモンハタ/ニシキハゼ/スナダコ/ベニイシガニ
アオリイカ/ヨウジウオ/サツキハゼ/マダコ/オルトマンワラエビ/オイランヤドカリ/ベニホンヤドカリ