2006/5/4(木) 通過しま〜〜す・・・
(3本目 セブ島リロアン マヌリバー)
リロアン

No 器具 温度[℃] 時間 水深[m] 環境 透明度
[m]
タンク スーツ 気温 水面 水中 entry exit 潜水 平均 最大 Boat 天気
0339 Al12 5W 36   28 14:52 15:50 58 11.3 19.5 A S   10

ポイントの状況
快晴も快晴、夏の太陽ギラギラ。トロパラのすぐ西側「マヌリバー」、サンゴ礁の砂地斜面。浅目をのんびりと。

メンバー Junichi/Jun/あっちゃん/カッキー/KJ/Hiroko/Ryoの7人。 

変わった配色
(Axil spot wrasse)
つい撮っちゃう
(アンナウミウシ)
ちょっと形が違う?
(キイロイボウミウシ)
通過しま〜〜す・・・
(ニシキテグリ)

3本目は浅目をゆっくりと。エントリー直後、眼をつけてきたのは”??スズメダイ”。ネッタイ?ニセネッタイ?それとも・・・、正面写真はかなり判別が難しい。しかもスズメダイだし・・・。とにかくこの辺は魚が多い、ベラやスズメダイがサンゴに群れる。ちょっと変わった配色のベラを発見、”Axil spot wrasse”というこちらの種、なにか成金のキンピカ装飾のように感じるのは僕の思い込みだろうか・・・。
ウミウシも多いが、大体同じものが目に付く。”アンナウミウシ”は代表格。でもこの空色は結構きれいでつい撮っちゃう。”キイロイボウミウシ”は発色がいいのでこれもつい撮っちゃう。って何でもいいんじゃないかってね。珊瑚の裂目を覗くとエビらしきものが見える。ちょっと遠いので後で確認しようと撮影したが、写真でも遠い上に真正面。赤い目玉は特徴的だがハッキリしない。一応”ホンカクレエビ属の一種”だろうとは思うが”シオダマリカクレエビ”に似ているように思う。この辺は難しいよ〜〜。
死珊瑚の道を”シロタスキベラ”の幼魚が集団暴走行為している。何の影響も無いっちゃ無いが・・・。枝珊瑚の中を暴走するのは”ニシキテグリ”。いつ通るかは相手次第、「通過しま〜〜す」って、もうチョイ早く言ってくれなきゃ・・・。
 
見事な造形! 保護色
(
ピンクスクワットロブスター)
ナメクジ??
(コノハミドリガイ)
まだ名無し
(
ホンカクレエビ属の一種)

南の海では、きれいに形作られた珊瑚も面白い。良くこんな形になるもんだ。でも本当の色は写真とはまるで違い、右の写真のピンク色。水中での赤色の減衰がよく分かる。中に隠れる”ピンクスクワットロブスター”もきっちり保護色。ま、当然といえば当然だけど。
およよ、この緑色の物体はなにやら生物の予感、ちょっと動いてもらうことに。お、頭が出た、ふむふむ、予想通り”コノハミドリガイ”。あまり珍しいものではないらしいが、小さいし、色も色だから見つけにくそう。もちろん僕には初お目見え。ナメクジっちゃ、ナメクジだね。
これってイソギンチャク?それとも珊瑚?よくわからない緑の草むらに、ちょっと大き目の透明なエビ。一見ニセアカホシカクレエビに見えるが、体の斑紋がやけに多い。”ホンカクレエビ属の一種”として図鑑(海の甲殻類)に載っているので、結構一般的に見れるようだ。そのうち名前が付くのだろう。
 
区別しづらい種
(ファルスアイトビー)
また撮っちゃった
(
アンナウミウシ)
結構お気に入り
(ヒラテンジクダイ)
ここでは常連
(セムシウミウサギガイ)
 
この形のフグは、擬態するベラやカワハギも居るし、結構見分けづらい。中でもファルスアイトビーとインドパシフィックトビーはよく分からないんだよね。一応こいつは”ファルスアイトビー”だと思うんだけど。続いて、またまた撮っちゃった”アンナウミウシ”。こいつもコールマニやシライトウミウシと混じり易い。背中の筋が切れたり、青地に細かい黒点が散在するっていうけど、かなり近寄らないと分かんないよね。
あ、”ヒラテンジクダイ”だ、きれいな青色が入ると水中でも映えるんだよ。やっぱり目が行くよ。でも、この写真だと今一だな。この辺は”オイランヨウジ”が多いけど、動くし長いしすぐ逃げる。中々写真に納まりにくいやつだ。隙間に入ったのを追いかけて撮ったら、手前のムチヤギにピントバッチリ。ガラスハゼなんか撮りたいときは全然あってくれないのに、こういうときはうまく合うんだよな〜。
安全停止中の今回の獲物は”セムシウミウサギガイ”。黒い斑点が付いた外套膜を、貝殻の外に回してるけど、考えようによっちゃこれってウミウシ?確かに膜が厚けりゃウミコチョウ系と同じかも。ま、同じ貝類だしね。

まだ工事中 中々近づけない
(ロッシーだよね?)
夕涼み(コテージにて)
 
一日のダイビングを終え、トロパラへ到着。海からの玄関はこちら、事務所の裏はまだ工事中だ。潮が満ちていれば、大きめの船でもここまで来れる。入り口の前ではロッシーが見張り役?でも近寄るとすぐに引っ込んじゃう、非常にナイーブ。もしかするとこの辺の魚より臆病かも・・・。
日が落ちても気温はまだまだ、それでも湿度が低いせいで、風さえ吹けば涼しく感じる。食事まではまだ少し時間がある。ベランダで涼みながら軽く一杯、優雅なひと時、すでに酒盛りが始まってるの?。

今回のお魚
オリオンスズメダイ/オトメベラ/Axil spot wrasse/ニセネッタイスズメダイ/Many-lined cardinalfish/クロヘリイトヒキベラ/アンナウミウシ/ホンカクレエビ属の一種2(シオダマリカクレエビ?)/シロタスキベラ(yg)/キイロイボウミウシ/ネッタイスズメダイ/サザナミフグ/メラネシアンアンティアス/フリソデエビ/ニシキテグリ/タテヒダイボウミウシ/アミメイボウミウシ/ミツボシクロスズメダイ/ピンクスクワットロブスター/ニセアカホシカクレエビ/コノハミドリガイ/ホンカクレエビ属の一種/Small-toothed whiptail/ファルスアイトビー/ヒラテンジクダイ/ミナミフトスジイシモチ/オイランヨウジ/ホンソメワケベラ/スパインチークアネモネフィッシュ/セムシウサギガイ/コクテンフグ