2000/10/13(金) ハマちゃんだ〜〜
(奄美大島 倉崎海岸ビーチ)
龍郷

No 器具 温度[℃] 時間 水深[m] 環境 透明度
[m]
タンク スーツ 気温 水面 水中 entry exit 潜水 平均 最大 entry 天気
0071 Fe10L 5W+3B 26   26 13:57 14:41 44 7.3 17.9 ビーチ 10
0072 Fe10L 5W+3B 26   26 15:41 16:22 41 7.8 12.5 ビーチ 12
0073 Fe10L 5W+3B     25 19:53 20:28 35 6.0 11.2 ビーチ
ナイト

なんて敏感!!
部屋に荷物を置いて、早速1本目。車に器材を積んで崖下まで送ってもらう。海岸には既に先客、一緒の飛行機で来た一行。天気は曇り。北風が強く、波も高め。あまりいい条件ではない。エントリーは浜の端にある岩から。入り際は砂が舞い、何も見えない。底の方は少しはまし、でも全体にもやがかかったようで透明度は低い。砂紋に直角(北東)に沖へ向かう。
横に広がった岩場にクマノミとハナビラクマノミのファミリー。似たような岩場が続く。岩陰からはアオノメハタのつがい?。岩場に沿って左(北西)に進む。やった、浅い砂地からネジリンボウが!!。そっと近づいたが、あっという間に引っ込む。なんて敏感な!。

キャベツ???
ここからロープに沿って右(北東)へ。段々傾斜が急になる。厳つい顔をしたゴマモンガラ、オニハタタテダイの低空飛行、色彩がキレイなニセカンランハギなど大きめの魚が通り過ぎる。深場に来ると、点在する根に魚が集まる。あっちの根にはツノダシやヒレナガハギのペア。こっちの根にはカモハラギンポやブダイの幼魚。さらに先にはちょっと変わった形の根。これがうわさのキャベサン、キャベツサンゴ。
キャベツキャベツと言われ、丸い固まりを想像。実を言うと、この時はまだピンときていなかった。後から、「あ〜、あれがキャベツ」と納得。遅いって・・・。葉っぱの中は、金色が眩しいスミツキカノコと小さなイシモチの巣。逃げ込むには最適?。

一人多い???
キャベツサンゴからロープに沿ってほぼ南へ。段々浅くなり白玉ブイへ。エントリー口は、ここから南西の方向。しばらくロープを頼りに進むが、下は似たようなごろた。周りがあまり見えず、どこへ向かっているのかよく分からない。ふと気がつくと、4人のはずが1人多い?。Kogureっちの脇に何かいる・・・。正体は銀色の大ハマフエフキ、倉崎海岸名物ハマちゃん。7〜80cmはある?。ダイバーが泳いでいると、いつの間にか現れ一緒に泳いでくれる。こりゃ初めての人は驚くわな・・・。後で聞いたら「あ、いましたか。最近現れないんで水族館に連れて行かれたのではと心配してたんです。」と言われた。でもこれが水族館にいたらバレルって・・・。
クマノミのいる根を過ぎて南西へ真っ直ぐ、地面に砂紋が。水は濁ってほとんど見えない。浮上するとエントリーした岩の手前。ふー、一段落。

ファミリー
こっちも?
さらに??
お化けキャベツ
ハマちゃんだ〜

ナビゲーション
休憩1時間。この間、エントリー脇の岩付近に数人の若者達が。女性2人は洋服のまま海に入ってびしょ濡れ。若いってのは怖いもの知らず。あのエネルギーはうらやましい。
今度は僕がナビゲーション。でもここに潜ったのは前回が初めて。しかも今回は右の方へ行くルート。視界も悪いし、本当に大丈夫?。やはりエントリー口は視界が悪い。まずは北東へ進み、正面の根(クマノミファミリー)へ。ここを基点にロープに沿って東へ進む。白い横縞のヤシャベラが横切った。ロープの終点。あざやかな赤色が目に飛び込む、ホウセキキントキだ。ここからは南東の方向に見える根を目指しながら進む。初めの根でアジアコショウダイの幼魚に遭遇。あの大きさで幼魚?。向こうにフロートが見えている。

茶色の固まり?
次の根は見えず、左傾斜の砂地しか見えない。先へ行くべきか行かざるべきか?、まだ時間は十分ある。覚悟を決めてさらに先へ真っ直ぐ進む。次の根が見えてきた、「ほっ」。大きな根だ。チリメンヤッコやベラなどの比較的小さな魚が多い。ちょっと崖の上を見上げる。あ、あれは何だ?、茶色の固まりが浮いている。もしかしてコブシメ!。みんなに知らせる。コブシメは囲まれる格好になり、体の周辺を光らせながら僕らを威嚇。本当に発光している。感激。
根の上側に回り、来た方向へ戻り始める。さっきアジアコショウダイがいた根に、今度はチョウチョウコショウダイを発見。2匹いる。目がクリクリっと特徴的。さらに戻ると目印のクマノミファミリーの根。ここで岸の方へ方向転換。最後の砂地で大きめのベラが目の前を横切る。
段々浅くなり砂が舞い始め、砂紋も出てきた。ここで浮上。無事エキジットの岩に到着。41分の潜水だったが初体験で緊張しまくり。何とか無難に済ませられて”ホッ”。その割りには空気消費量が結構少ない。どうなってるの?

目印
目印2
突進
クリクリ!
後少し・・・

ナイトも・・・
ナイトに備え宿へ戻る。帰りは階段、タンクはないが器材を持って登る。結構あるぞ、ヒーフー到着。器材をは軽く洗い、シャワーを浴びて部屋で休憩、時間を待つ。この間に器材の準備。点滅灯が1つ、接触がおかしい?。点いたり点かなかったり・・・。今回もただのお荷物に・・・?。
7時を回り、大分暗くなり始めた、さあ出発だ。暗くなったら階段は歩行禁止、ハブ出現の恐れ有り。でも隣の民家はその茂みの中。住民は平気なの?。車を借りて移動し、真っ暗な海岸に到着。車のライトで支度する。「準備OK?、ライトを消すよ。」、後は懐中電灯が頼り。月は満月に近く、雲がないので、辺りがうっすら見える。海の中から見る月を期待していたが、今日の透明度ではちょっと無理そう。
今回も僕のナビゲーション。昼よりさらに緊張。エントリーして昼間行った方角へ進む。魚が少なかったせいもあるが、何を見たかほとんど覚えていない(印象に残るようなのがいなかった?)。ちょっとコースがずれ、帰りに方向修正はしたが無事終了。こんなに緊張したのに空気消費量は昼よりさらに少ない。本当にどうなってるの?。
ライトを頼りに器材を車に放り込む。宿に戻って器材を洗い、シャワーを浴びて、部屋のドアを開ける。カミナリ??、部屋の中でパチパチ。何と、点滅灯がピカピカ。この天の邪鬼・・・。

魚071 アオノメハタ/ヤライイシモチ/キンセンイシモチ/ナメラヤッコ/クマノミ/ハナビラクマノミ/ニセネッタイSD/オグロトラギス/オウゴンニジギンポ/ハタタテネジリンボウ/ツノダシ/ヒレナガハギ/スミツキカノコ/ハマフエフキ/オニハタタテダイ/モンツキSD/キビレブダイ/ナンヨウブダイyg/カモハラギンポ/ニセカンランハギ/ゴマモンガラ
魚072 カンモンハタ/アオノメハタ/クレナイニセスズメ/アジアコショウダイ/ハマフエフキ/ウミヅキTT/アブラヤッコ/クマノミ/モンツキSD/ナミSD/ヤシャベラ/ホウセキキントキ/チョウチョウコショウダイ/チリメンヤッコ/ニセモンツキSD/シロタスキベラ/コブシメ