2000/07/22(土) 伊豆初ボート、ここがキッテ根?
(東伊豆 網代キッテ)
網代
No 器具 温度[℃] 時間 水深[m] 環境 透明度
[m]
タンク スーツ 気温 水面 水中 entry exit 潜水 平均 最大 entry 天気
0046 Fe10L 5W+3B 36   19 10:45 11:02 17 24.5 31.5 ボート 15
0047 Fe10L 5W+3B 37 27 22 13:09 13:31 22 14.2 24.5 ボート 15

遅れたのが幸い?
梅雨も明け、天気は上々。気温は36℃以上。事故渋滞で9時を過ぎるのにまだ熱海。これじゃ何時につくのやら・・・。それでは予定を変更。今日は熱海で。早速網代にコンタクト。ラッキーなことに即OK。しかもボート。伊豆初ボートだ。
網代の熱海マリーナに到着。ここは有名な兄貴の店。温泉にシャワーにトイレ。美味しい食堂。冷たい麦茶やお菓子。施設もサービスも充実。但し飲み過ぎには注意。お腹が冷えます。
ボートも乗りやすい平らな形のダイビング専用。しかも陸上から乗ったままウインチで海へ。何ともカッコイイ。当然はしけもちゃんと設置されてます。
ボートで行くこと5分岬の端に近いブイに到着。ボートは僕らだけの貸し切り状態。何とも贅沢。ブイにつくと先行の別のボートが、はぐれた人を捜索中。こちらの船もしばらく捜索に参加。5分ほどで無事確認。ほっ。やっと僕らも潜れます。

ここがキッテ根???
常設のブイから潜降。透明度はそれほど良くないよう。まっすぐロープに沿って下りる。途中でクロホシイシモチの幼魚の群を突き抜ける。水底は20m強。キッテ根はここからすぐのはず。移動を開始。結構深い。回りの音が無くなる。水も粘性が上がったように、周りの景色の移動がゆっくり。不思議な世界。
小さな根がある。ウツボがどうどうと寝転がっている。すぐ横には、イズヒメエイが。その先は又広い砂底。根らしい物は見えない。左へ曲がって進む。海底ケーブルを発見。この辺で水深30m近い。聞いた話ではケーブルに沿ってキッテ根に届くはず。でも見あたらない。マダイが遠くを過ぎる。しばらく進んで又左に曲がる。小さな根で、キンチャクダイとネンブツダイとシマウミスズメが集会中。でもやっぱり大きな根は見あたらない。
そろそろ空気があまりない。仕方なく浮上を開始。途中安全停止を行い無事浮上。結局ブイから大分離れたところに浮上し、ボートに拾ってもらう。結果的にはドリフト???。潜水時間は最短記録17分。深い上に移動したせい?

昼食は日替わりがお勧め
一度サービスに戻る。はしけに到着。再確認すると、キッテ根はブイを下りると真正面に見えるとのこと。たまたま視界が悪く。どうも反対を向いてそこから横へスタートしたみたい・・・。結局キッテ根の周りを散策したことに。おかげでちょっと変わった世界を体験。これはこれで面白い?
昼が近くなったので2階の食堂へ。メニューはいろいろあるけれど、お勧めは日替わり。その他のものもみんな美味しいと評判。ただし行ったときに予約が必要。忘れずに。

出発進行
半島に沿って
銀色の群
だら〜
く・暗い
集会所?
施設充実

今度こそ
食事時間を入れ2時間ほど休憩。気温は37℃に。脱いでいたウエットを着直して出発の準備。これだけ気温と水温(20℃前後)の差があると厳しい。早く水に入りたいよ〜〜〜。
今度こそキッテ根を目指して、午前と同様にブイへ到着。ロープを伝って潜降開始。下を見ていると、な、何と、途中から根がはっきり見えている。なんでこんな大きいのを見落としたの???
ともあれ着底。ここで約24m。根の方へ向かって少しずつ上がっていく。岩陰にはカゴカキダイやツマグロハタンポの群、メバルなんかが隠れている。大きな根の隣の小さな根に到着。海底ケーブルが大きな根に向かって伸びる。次はケーブルに沿って移動。ふと振り返ると根の影に青に黄色の鮮やかなスジ。どうもルリハタのよう。急いで写真を撮る。ちょっと遠い。写ったかな?
ここでレンズを見てびっくり、中が真っ白。久しぶりの教訓。カメラは気温の上がる場所に置いては行けません。なぜなら、中の空気が暖まって、水に入ったときにレンズが結露。おかげで今回の写真は全体にソフトタッチ(写らないわけではない)。陸に上がっても出来れば水の中で保管すべし・・・。
ケーブルに沿って右へ移動すると、すぐにキッテ根の頂上へ。この辺から周りの世界が急変。まずネンブツダイの群がすぐ脇を通過。上も周りも群だらけ。壮観。根に目を向けると、キレイなソフトコーラルの間にオニカサゴやハコフグが存在を主張。僕らもいるぞ!!

まだまだいるぞ!
小さなネンブツダイの大群に混じって、いろんな魚が現れる。こっちではメジナの群。あっちの方にはニザダイの群と忙しい。中にはキンギョハナダイや小さなイサキがちょろちょろと見え隠れ。しばしみんなでダンスショーに呆然と見とれる。ここにいると時間を忘れそう。これもダイビングの醍醐味の一つ。

帰りの施設もしっかり
あまりのんびりしすぎると、帰りの空気が心配。名残惜しいけどそろそろ浮上の準備を。来た道を戻ってロープに沿って浮上。ここのロープは安全停止用のステンレスバーを装備。海面近くは流れがあるのでバーは非常に有効。なんて親切な!。みんなでつかまり、吹き流し状態を体験。結局22分の魚のショーを満喫して浮上。めでたしめでたし。
サービスに戻って器材を洗って、シャワーを浴びる。日差しがあるので結構乾く。ここは器材洗いの施設も充実。遠心力脱水機まである。ついでに木枠の温泉も。本当に至れり尽くせり。満足!!。

あっちだ
通過列車
上昇気流?
俺もいるぞ!
どっちがキレイ?
お帰りはあちら!!

魚046 ヒラタエイ/ウツボ/クロホシイシモチ/ネンブツダイ/マダイ/キンチャクダイ/シマウミスズメ
魚047 ウツボ/カタクチイワシ/カサゴ/オニカサゴ/メバル/キンギョハナダイ/ルリハタ/ネンブツダイ/マダイ/ツマグロハタンポ/キンチャクダイ/メジナ/カゴカキダイ/ハコフグ/イサキ/シラコダイ/ニザダイ