MAZDA サバンナGT
(2ドアハードトップ)
東洋工業(日本)
名称 SAVANNA GT
車両形式 S124A
車両
全長 4,075mm
全幅 1,595mm
全高 1,335mm
ホイールベース 2,310mm
トレッド前 1,310mm
トレッド後 1,300mm
地上最低高 165mm
重量 885kg
最少回転半径 4.3m
定員 5名
エンジン
形式名 12A
種類 水冷ロータリー
配置 直列2ローター
排気量 573cc×2
ボア×ストローク
圧縮比 9.4:1
最大出力 120PS/6,500rpm
最大トルク 16.0kg-m/3,500rpm
燃料タンク 60L
駆動系
駆動方式 FR
変速 5MT,OT付フロア
サスペンション前
サスペンション後
主ブレーキ 油圧2系統,サーボ付
ブレーキ前 ディスク,サーボ付
ブレーキ後 ドラム
タイヤ 6.45H-14,4PR
当時価格 815,000
1971年から生産された乗用車。後継のRX-7が登場する形で1978年に製造中止。

名前の由来は熱帯の草原地帯。コスモ,ファミリア,ルーチェ,カペラに次ぐロータリーエンジン搭載車として、1971年9月より発売。
開発コードはX808。ボディタイプはクーペ,セダン,ワゴン。
輸出名RX-3。サバンナはロータリーエンジン専用車だったが、事実上、レシプロエンジン版として姉妹車のグランドファミリアがあった。

前期型 S102系(1971年-1973年)
最初のモデルは10A型エンジン搭載で、トランスミッションは4速フロアMTのみ。

後期型 S124系(1973年-1978年)
低公害車であることを積極的にアピールし、1973年6月にはサーマルリアクターを装着した12A型を搭載した、昭和50年度排出ガス規制適合車のAPをシリーズに加えた。

色々噂のあったモデルで、非常にワクワクさせられた。ある意味、ちょっと危ない(?)車。
エンジンは実質1146ccしかないが、一回の回転で3回爆発することや、回転運動によるロスのなさで、パワーは1600-2000クラスに匹敵し、加速も桁外れ。エンジンも小さく軽い車体ということもあり、羽を付ければ飛ぶとまで言われた。
反面、エンジンブレーキはあまり効かず、燃費も上級クラス並み。加えて、まだ成熟していなかったエンジンが破損するため、無料交換までしていたという噂まであった。実際、一時期かなりの値引きで在庫処分されていたものもあり、当時、買う寸前まで話が進んだが、残念ながらご和算になった記憶がある。今考えると、惜しかったな。