国鉄24系客車 電源車(荷物車)
荷物車とは、手荷物や新聞などを専門に運搬するための鉄道車両の一つ。日本では新聞輸送などの鉄道小荷物運送に用いられ、車両称号は「荷物」の「ニ」が付けられる。
24系の場合、最初に製造された車両は営業用スペースが全く無かったため、職用車(事業用)の意味の「ヤ」が使用されていた。
のちに新聞輸送に充当されるようになり、荷物室が設けられたことから荷物車の「ニ」が使用されるようになった。

カニ24形
1.カニ24形0番台
 「あかつき」・「彗星」の24系25形化に伴い、1974-76年にかけて25両 (1-25)が製造。
 機関室の発電機類はマヤ24形と同様だが、荷重3tの荷物室を設置し、車体長は同形式より1.5m長い18.5m。
 25形に属するため飾り帯がステンレスへ変更。
 後位妻面がマヤと同様に非貫通。
 2次車の9-25は、妻面裾部のマイクロスカートが省略。。

 1987-88年に、9両が土崎工場(現・秋田総合車両センター)で酷寒地向けの500番台(北斗星用)に改造。

2.カニ24形100番台
 「あさかぜ」・「瀬戸」・「安芸」の24系25形化により増備されたグループ。
 1977年と1980年に16両(101-116)が製造。
 基本構造は0番台と同様だが、荷物室の荷重が5tに変更され、車体長が1m伸びて19.5m。
 後位妻面も切妻型貫通式に変更となり、荷物室屋根部分も普通屋根に変更。

撮影 1978/8/17
場所 青谷駅
路線 山陰本線
行先 浜田
車名 特急「出雲」
車番 2001レ
車両 カニ24-0番台
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