JR東海キハ85系気動車
車両軽量化とメンテナンスフリーのため、車体はステンレスを用いた軽量構体を採用。
外部塗色は、側窓上部にダークグレー、側窓下部にはJR東海のコーポレートカラーであるオレンジの帯を巻く以外は無塗装。
曲線を多用する先頭部は普通鋼製とし、腐食防止のために白色塗装。

眺望性の確保について様々な配慮がなされており、非貫通型先頭車の運転席後部を全面ガラス張りとした上、三次曲面のフロントガラスと運転台上方の天窓で前面展望を確保。

方向幕は列車愛称・行先用と号車・座席種別用を上下別に配置。

キハ85形:普通先頭車
キハ84形:普通中間車
キロハ84形:普通中間車
キロ85形:非貫通タイプのグリーン先頭車

キハ85形
寸法(mm) 0番台
全長 21,100
全幅 2,900
全高 4,005
軌間 1,067
重量(t)
重量 41.6
車体材質 ステンレス
機関
種類 直6直噴DT 14L
C-DMF14HZ×2
出力 350ps/2,000rpm
その他
営業最高速 120km/hr
定員 60人
0番台(1 - 14)
 「ひだ」用として製造された非貫通タイプの普通先頭車。
 先頭部は大型曲面ガラスとルーフウインドウによって構成され、前面展望に配慮。
 定員60名。
100番台(101 - 119)
 「ひだ」用として製造された貫通タイプの普通先頭車。
 幌アダプタを取り付けることで貫通路を構成することが可能。
 定員60名。トイレは和式。119は107(事故廃車)の代替として新製。
 2003年よりバリアフリー対策改造が施され、後述の1100番台へ改番。
200番台(201 - 209)
 「南紀」用として製造された貫通タイプの普通先頭車。
 車体の仕様は100番台と同一だが、男子用小便所を設置。
 定員56名。一部は100番台と同様にバリアフリー対策改造が施され改番。
1100番台(1101 - 1106・1108 - 1119)
 100番台をバリアフリー対応改造した形式。
 高床構造であった車内座席を一部改造し段差をなくした車椅子対応座席を配置。
 トイレも車椅子対応の洋式に改造。定員50名。
 元番号+1000。
1200番台(1209)
 キハ85形1100番台と同様のバリアフリー対応改造を209に施工したもの。元番号+1000。

撮影 1994/11
場所 高山駅
路線 高山本線
行先
名称 特急「ひだ」
車両 キハ85形0番台
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