ウバザメ
Cetorhinus maximus
ネズミザメ目ウバザメ科ウバザメ属
姥鮫/Basking shark
参考 標本 130306 アクアワールド大洗11-1 by Ryo 素人が作ったお魚図鑑
アクアワールド大洗11-1珍しい魚
130224 アクアワールド大洗11-1
分布: 世界中の亜寒帯から温帯にかけての幅広い水域の大陸棚周辺で季節ごとに見られる。水温摂氏8度から14度を好む。しばしば陸の近くでも見られ、囲い込まれた港や内湾の中へ入ってくることもある。
特徴: 体長12m。鰓裂が腹から背まで、体幹をほぼ一周するかと思われるほど大きく裂けており、それぞれの鰓裂の間からは赤い鰓がはみ出している。また鰓裂に応じて巨大な鰓弓(さいきゅう)も備える。口は大きく、その奥には湾曲した太い軟骨の柱がまるで檻のように並ぶ。鰓弓にはプランクトンを濾し取るための鰓耙(さいは)と呼ばれる毛状の器官が存在し、これが各鰓弓の端に沿って櫛のように密集して生えており、口から入った海水とともに流れてくるプランクトンを捕える。口は体高よりも大きく開くことができる。目は小さいが発達している。
尾部の柄は非常に傾く。肌は楯鱗と数層の粘液で覆われとても粗い。口吻は鋭く(若い個体では明確に曲がっている)、尾鰭は三日月状。大きな個体では、背鰭が海面上に出るとひっくり返ってしまう。体色は非常に変化に富むが、一般的には、背中側が暗褐色から黒あるいは青で、腹側にいくにつれて鈍い白色に変わる。
備考: ジンベエザメに次いで、すべての魚類の中で2番目に大きい種。汎存種で、世界中の海に広く分布。性質はとてもおとなしい。海面近くで大きく口を開けながら鰓耙を立てた状態で泳ぎ、海水からプランクトンを鰓で濾しとって食べる。このようなプランクトンフィーダーの仲間はサメ類では珍しく、他にジンベエザメとメガマウスの合計3 種のみ。動きは緩慢(採餌時の速度はおよそ時速3.6 km )で、接近する船を避けようともしない。