ニホンヒキガエル
(アズマヒキガエル)

Bufo japonicus
カエル亜目ヒキガエル科ヒキガエル属
日本蟇蛙,東蟇蛙/Japanese toad
020713 伊豆高原 by Ryo 素人が作ったお魚図鑑
分布: 日本固有種。低地から山地にある森林やその周辺の草原などに生息。農耕地、公園、民家の庭などにもに生息。陸棲で繁殖期以外に積極的に水場に近づくことはない。
特徴: 最大体長17.6cm。体色には変異があり赤褐色、黄土色、茶褐色等が、さらに白色や黒色、茶褐色の帯状の模様がある個体もある。皮膚にはイボがあり、耳腺は大きい。外敵に掴まれる等の刺激を受けると、耳腺から乳白色の毒物を分泌。幼体は黒色から黒褐色で、成体に比べ小型。
備考: 四六のガマと呼ばれるが、前肢の指は4本、後肢の指は5本。

020713 伊豆高原
ニホンヒキガエルとアズマヒキガエルの2亜種が確認されているが、この写真はアズマヒキガエルの方だと思われる。分布の錯乱があり両亜種の分布は入り組んでいる。
ニホンヒキガエル”B. j. japonicus”
分布: 日本(鈴鹿山脈以西の近畿地方南部から山陽地方、四国、九州、屋久島に自然分布)固有亜種。東京、仙台市などに移入。
特徴: 体長7-17.6cm。鼓膜は小型で、眼と鼓膜間の距離は鼓膜の直径とほぼ同じ。
アズマヒキガエル”B. j. formosus”
分布: 日本(東北地方から近畿地方、島根県東部までの山陰地方北部)に自然分布)固有亜種。伊豆大島、佐渡島、函館市などに移入。
特徴: 体長6-15cm。鼓膜は大型で、眼と鼓膜間の距離よりも鼓膜の直径の方が大きい。