バーバリーシープ
Ammotragus lervia
鯨偶蹄目鯨反芻亜目ウシ亜目真反芻小目
ウシ上科ウシ科ヤギ亜科
ヤギ族バーバリーシープ属
(鬣羊)/Barbary sheep
160325 東武動物公園4 アフリカサバンナ by Ryo 素人が作ったお魚図鑑
亜種:
Ammotragus lervia lervia モロッコバーバリーシープ
1 アルジェリア,チュニジア,モロッコ。顔に不明瞭な暗色の帯模様が入る。角はやや扁平。
Ammotragus lervia blainei スーダンバーバリーシープ
スーダン,チャド北東部。顔や側頭部は暗色。耳介後部や下部に淡色斑が入らない。角は扁平で、他亜種と比較すると角はあまり後方へ湾曲しない。
Ammotragus lervia ornata エジプトバーバリーシープ
エジプト(絶滅?)。体色は濃赤褐色。耳介後部や下部に淡色斑が入らない。
Ammotragus lervia saharensis サハラバーバリーシープ
アルジェリア南部。体色は淡赤褐色。顔に不明瞭な暗色の帯模様が入らない。耳介後部や下部に淡色斑が入る。角は扁平。
分布: スーダン、ニジェール、モーリタニア、モロッコ。以前はアフリカ大陸北部からパレスチナにかけて分布していたとされる。
特徴: 体長1.3-1.9m。尾長15-25cm。体重50-140kg。ヒツジとヤギの中間的な動物。あごひげや皮下線がなく、角の形などはヒツジに似るが、眼下線と蹄間線がないところなどはヤギに似る。ヒツジの中では大型の部類に入る。毛色は明るい茶色で、腹部や四肢、あごなどは白っぽい。あごから首にかけてと、前足の上部には長いたてがみ状の毛が見られる。角は下に巻き込むように外側に向かって伸び、雌のものは小さい。
備考: 別名タテガミヒツジ。標高950メートル以下にある砂漠や岩場に生息。
頭骨や角の形態、眼下部や蹄の間に臭腺がない、乳頭数、雄が尾の臭腺から臭いを発すること、ヤギとの交雑例があることからヤギ属に含める説もあったが、一方で顎の体毛が伸長しない、頸部から前肢にかけての体毛が伸長する、染色体はヒツジ属に近いことから独立した属とされる。ヒツジ属とヤギ属の中間にあたる種だと考えられている。
撮影: 東武動物公園4 アフリカサバンナ
160325 東武動物公園4