モズ
Lanius bucephalus
スズメ目スズメ亜目カラス上科モズ科モズ属
百舌・百舌鳥・鵙・伯労/Bull-headed Shrike
170216_埼玉県「秋ヶ瀬公園」 by Ryo 素人が作ったお魚図鑑
170216_埼玉県「秋ヶ瀬公園」 by Ryo
170216_埼玉県「秋ヶ瀬公園」 by Ryo
180203 東京都板橋区 by Ryo
分布: 日本、中国東部から南部、朝鮮半島、ロシア南東部(樺太南部含む)に分布。
模式標本(L. b. bucephalus 亜種モズ)の産地(模式産地)は日本。日本の北海道、本州、四国、九州に分布。
中国東部や朝鮮半島、ウスリー南部、樺太で繁殖し、冬季になると中国南部へ南下し越冬。日本では基亜種が周年生息(留鳥)するが、北部に分布する個体群や山地に生息する個体群は秋季になると南下したり標高の低い場所へ移動し越冬。南西諸島では渡りの途中に飛来(旅鳥)するか、冬季に越冬のため飛来(冬鳥)。
特徴: 全長19-20cm。眼上部に入る眉状の筋模様(眉斑)、喉や頬は淡褐色。尾羽の色彩は黒褐色。翼の色彩も黒褐色で、雨覆や次列風切、三列風切の外縁(羽縁)は淡褐色。
夏季は摩耗により頭頂から後頸が灰色の羽毛で被われる(夏羽)。オスは頭頂から後頸がオレンジ色の羽毛で被われる。体上面の羽衣が青灰色、体側面の羽衣はオレンジ色、体下面の羽衣は淡褐色。また初列風切羽基部に白い斑紋。嘴の基部から眼を通り後頭部へ続く筋状の斑紋(過眼線)は黒。メスは頭頂から後頸が褐色の羽毛で被われる。体上面の羽衣は褐色、体下面の羽衣は淡褐色の羽毛で被われ下面には褐色や黒褐色の横縞。過眼線は褐色や黒褐色。
備考: 開けた森林や林縁、河畔林、農耕地などに生息。食性は動物食。
モズは捕らえた獲物を木の枝等に突き刺したり、木の枝股に挟む習性をもつ。秋に初めての獲物を生け贄として奉げたという言い伝えから「モズのはやにえ(早贄、速贄)」といわれる。
撮影: 東京都板橋区
埼玉県秋ヶ瀬公園
171211 東京都板橋区