2002/03/17(日) 銀色の壁!!
(与那国島 5本目 ハンマーヘッドロック)
与那国
No 器具 温度[℃] 時間 水深[m] 環境 透明度
[m]
タンク スーツ 気温 水面 水中 entry exit 潜水 平均 最大 Boat 天気
0138 Al10L 5W+3B 25   25 14:52 15:27 35 18.5 27.7 D 波・流 30

何も言わずに・・・
3本目の前は、一度宿へ戻って昼食。3本目は、ハンマーヘッドロック、天気の関係で潜れるときに潜るのがベスト。午後からはハードになりそうなので十分休憩、おやすみなさ〜い、グーグー。シェスタは終了、そろそろ出発の準備。天気がいいので、ウェットも結構乾いてる。気合を入れて、エイッ、いざ行くぞ!!。港へ着くと、太陽も隠れ気味、海も少し荒れ始めた。ポイントは岬のすぐ先、まずは服部さんが様子を見に。流れているけど、まだ大丈夫らしい。まずはブリーフィング。ハンマーはいなくても、ギンガメアジやロウニンアジがいるんだって、楽しみ!。それじゃ整列、一気に行くぞ、ドボーン。やっぱり流れがある、とりあえず棚の部分にへばりついて集合待ち。そろったところで移動開始だ。中層を、流れを横切るように進む。下は見えているけれど、何にも無し。泳ぐのをやめたり、目的の岩をつかみ損ねると”さようなら?”。みんな、何もいわずに(あたりまえだって)黙々と、服部さんの背中を追う。まだなの?、まだ?、やっと前方に岩が。後少し、ガンバレ〜〜。

で、出た!?
全員、無事岩をキャッチ。流されないように、しっかり岩を掴んで呼吸の調整、”フー、フー”。やっと余裕が出て来たが、辺りには何も無し、暗い海が広がる。たまに岩の上で、サラサゴンベに会うくらいだ。ハンマーヘッドどころか、ギンガメもロウニンもどこへやら、さっぱり。ここにいても始まらない、ハンマー求めて移動を開始。今度は流れに乗って移動、楽チンだ。次の岩をキャッチ、まだ何も見当たらない。又々次の岩へ・・・。みんな、エアは大丈夫?。深度も深いし、運動量も多い、残念ながらそろそろあきらめ時?。天は我を見放したか・・・、虚しい。服部さん、この後どうするの?、後ろ?、後ろに何か?。ワ〜〜〜、な、なんだ、銀色の壁???。目の前の水路には、ハンマーヘッドの団体が到着。慌てて接近、突然の事に見る方に必死、ファインダーもろくに覗かず、シャッターをパチパチ。そのときは何も考えていなかったけれど、一番手前の一匹と目が合い、にらめっこ状態に。そういえば、段々こっちに向いて来ていたような気も・・・。や、やばかったのかも・・・、ブルルッ。服部さんが数えたところでは、みんな丸々太った70匹程の大団体。通りすぎてしばらくは、みんな呆然。だ、だめだよ、そんなこと言っていられない、そろそろエアが・・・。余韻に浸りながら浮上開始、みんな目が丸いぞ〜〜〜。

興奮冷め遣らぬ!
浮上後の話題は当然ハンマー。目の前を銀色の壁がゆっくり移動、まるでテレビでも見ているよう。しばらくは呆然と見とれていた。まだ全然興奮が収まらない。凄いもの見ちゃったよ、港へ着いてもまだ興奮気味。入れ替わりで出かける人たちにまで”ハンマーの大群だ”、言わずにいられない。でも残念、もう通り過ぎちゃったし、海も荒れてきたから、あのポイントへは入れそうに無い。ちょっとはしゃぎ過ぎたかも、反省。服部さんもホッとした様子。種を明かせば、確認に入ったときは、ギンガメアジの群れが見えたらしい。でも実際は、ハンマーに合うまでなんにも無し。ブリーフィングで言っちゃたのに、半心ドキドキもの。でも終わり良ければ全て良し。おめでとう〜〜。

後日談ですが、本人の頭の中では、銀色の壁がもろに写っているはずの写真だったのに、思い切りはずしてしまいました。申し訳ありません。でも、本人も悔しいんです。出来ることなら念写したい〜〜。

流れが強い
で、出た!?


アニメ
(注:210KB)

魚138 アカシュモクザメ/サラサゴンベ