2006/07/15(土) 黄金崎がだめなんて・・・
(西伊豆大瀬崎)
大瀬崎

No 器具 温度[℃] 時間 水深[m] 環境 透明度
[m]
タンク スーツ 気温 水面 水中 entry exit 潜水 平均 最大 Boat 天気
0350 Fe10 5又 30  24 16 10:34 11:06 32 12.5 21.6 × S   1~10
0351 Fe10 5又 32  24 18 12:40 13:10 30 11.9 18.9 × S 畝S 1~10

ポイントの状況・その他
天気はピーカン。しかしあんなに遠くにある台風4号の影響が今頃こちらに。湾内はほとんど問題ないが、外海はかなりのザバザバ。ゴロタ石が転がるほどのところも。
今年は水温的にはやや異常?表層は24℃あるが、下層は16〜17℃。さらに深いと13℃程度のところもあるらしい。表層はサーモクラインで視界1m以下。

メンバー Junichi,Hiroko,KJ,Ryoの4人。 

1本目 湾内
お見事!!
少し見えてきた 逃走 お疲れさん
(キビレミシマ)
天気は梅雨とは思えない快晴。日差しが熱い。足柄パーキングから確認のTELでまさかの事態が。な、なんと、あの黄金崎が台風4号の影響でうねって閉鎖??急遽他の場所を検討の結果、土肥も影響がありそうなので、「大瀬崎」へ。すでに海水浴場が開いているが、混雑度を知るためにも敢えてこちらに。今日は泊まりだしね。結果的には道路も空いてて結果オーライ!!。
外海はかなりのザバザバで、楽に入れるのは先端と湾内程度。今回は軟弱路線で湾内を攻めることに。ビーチからのエントリーで水深は1m強、水温は24℃もあるが視界は1m以下。なんせ底もぼんやり見える程度。石垣を越え、ドロップオフの先へ降りると、徐々に視界が広がる。同時に水温も一気に20℃以下に低下、つ、冷たい!!。どうやら表層の視界の悪さはサーモクラインの影響が大きいようだ。
ふと見ると、見慣れぬ魚が一匹、砂の上に着地し体を震わせる。徐々に砂にもぐっていく様子は、これはメガネウオ系と直感。誰かが近くに着底し、追い出してくれたらしい、ラッキー。すかさず近寄り、まずは隠れているところを一枚。徐々に砂をどけて行くと、少しずつ正体が見え始める。もう少し、もう少し・・・、一気に飛び出した。ここで正体が判明、鰭が黄色い”キビレミシマ”。ゆっくりと追いかけ、着底するのを確認、近づいてまた同じ動作の繰り返しだ。またまた飛び出したが、今度は半ばあきらめ気味?砂には潜らず、しばらく撮影会に付き合ってくれた。ありがとう、ご苦労様。
尾鰭が特徴
(ヨメゴチ)
誰が乗せた?
(クロスジウミウシ)
こいつは元気
(アナハゼ)
大サービス
(マトウダイ)
撮影会を終え、さらに下がると、手袋をした手ですらかじかむほどの水温に。なんと16℃、こんなことなら冬用の手袋をして来れば良かったぞ。こんな中でもネズッポ類やカジカ類は元気だ。尾鰭の長い”ヨメゴチ”が数匹ウロウロしている。誰が乗せたのか、はたまた自分で登ったのか?”クロスジウミウシ”が一匹、石の上で存在を主張。大きな緑色の”キュウセン”が、目の前を堂々と横切った。徐々に寒さが浸透して・・・。
この水温のせいか、”マトウダイ”もまだまだ見られる。一匹が、目の前にやってきて、あろうことか砂地に着底、さらに撮ってくれと言わんばかりに寝そべる大サービス。これはいったいなんだ?実は今回、デジカメが壊れて修理中。古いデジカメを持ってきたため、データーの書き込みに時間がかかり続けて撮れない。さらに、ピント合わせに時間がかかり非常に写真が取りにくいのだが・・・。まさかそれを知っていて、さっきの”キビレミシマ”にしろこの”マトウダイ”にしろ、こんなにサービスしてくれているのか?それとも、からかわれているのかも・・・。

2本目 湾内
紛れ込んだのか?
(サクラダイ雌)
これは?
(カワハギ)
ここは俺の縄張りだ!
(オハグロベラ)
側線に注目
(ヨソギ)
外はかなり暑い、気温も32℃に。表層の水温は24.5℃まで上がっているらしい。座っているだけで、手足がジリジリ焼けるのが分かるほどだ。体が十分に温まったところで2本目に突入。干潮が1:30頃なので、非常に遠浅。石垣のすぐ側まで足が着く。海中の状況は1本目と変わらず、やや右寄りに潜ってイザリウオを探す。
イザリウオは見当たらず、徐々に冷たさが身にしみてくる。透明な小さなイカが、近寄ると一気に茶色に。”スジコウイカ”の小さい奴だと思うが、脚を振り上げ精一杯の威嚇。前後に長めのカワハギが通る。ウマズラかとも思ったが、この模様は大きくなった”ヨソギ”だ。小さいうちはカワハギやアミメハギと混じって分かりにくい奴だ。小さな岩の周りを、数匹の魚が回っている。種類はバラバラ、”コスジイシモチ”に”ホシササノハベラ”、一番目立つのは”サクラダイの雌”。土肥でもそうだが、何故か雌の方が単独で浅めに現れる。何か意味があるのだろうか・・・。
またまたカワハギ系。アオサハギ?にも似ているが、これは”カワハギの幼魚”だろう。ま。同じ種類なんだから似ているのは当たり前かもしれないが。こっちでは”アナハゼ”と”オハグロベラ”が縄張り争い?どうやら”オハグロベラ”の方が優勢らしい。こいつはいつも居るのであまり相手にされないが、色も派手だし、結構面白い行動もしてくれる。けど、やっぱりオハグロか、になっちゃう可哀想な奴、ちょっと悲しい。
また”マトウダイ”が出て来た。当然、水温が低い証拠なので、ありがたいような悲しいような・・・。続いて、またまた”ヨソギ”。そういえば、カワハギ系の側線って、鍵形に曲がってるんだね。そろそろJunichiが冷え切る頃、早く温かい海に戻ろう。

今日の昼飯 etc.
食事は結構充実(浜隠居にて)
「ふじみ」にて冷やし中華。
今回は泊まり、宿泊は2度目の”浜隠居”。かなりアバウトな宿だが、そのアバウトさも結構楽しいかも。飲み物は置いてないので、お酒は持ち込みのこと。余分なもの(タオルや歯ブラシ)は一切おいてないので要注意。お風呂はいつでもは入れるよ。

今日のお魚
クロホシイシモチ/クロサギ/キビレミシマ/サビハゼ/ヨメゴチ/マトウダイ/メジナ/アナハゼ/オハグロベラ/トラギス/コウライトラギス/クロスジウミウシ
イシガキダイyg/スジコウイカ/サクラダイ/コスジイシモチ/ホシササノハベラ/マトウダイ/ダテハゼ/ホシノハゼ/カサゴ/クロダイ/マダイ/カワハギ/ヨソギ