2006/08/05(土) いた〜〜〜!! (東伊豆 川奈) |
川奈 |
No | 器具 | 温度[℃] | 時間 | 水深[m] | 環境 | 透明度 [m] |
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タンク | スーツ | 気温 | 水面 | 水中 | entry | exit | 潜水 | 平均 | 最大 | Boat | 天気 | 他 | ||
0354 | Al9 | 5又 | 31 | 21 | 10:14 | 11:07 | 53 | 9.7 | 17.7 | × | S | 7~10 | ||
0355 | Al9 | 5又 | 33 | 20 | 13:04 | 13:58 | 54 | 11.9 | 20.1 | × | S | 7~10 |
ポイントの状況・その他 | |
・ | 天気は快晴。波も無くべた凪。ビーチエントリーからドロップオフ手前までの浅瀬は透明度10m以上。ドロップオフ周辺から下の砂泥地は、泥が舞うせいか視界が悪くなる。水温はところに寄り若干温かかったり冷たくなったりするが、かなり混ぜられ上がって来た。5mmウエットでもアンダーを着ればOK。 |
・ | 川奈は休憩スペースはあるが日陰がほとんど無い。特に昼以降はかなりきつくなるのでみんなテント持参というパターンが多い。 |
・ | 堤防上でセッティングし、スロープからエントリー。人の絶対数が多くは無いので、エントリー・エキジットで混雑することはほとんど無い。陸上から見て左側手すりがエントリー、右側手すりがエキジット用。スロープは苔が生え滑りやすいので要注意。スロープの先は少し落ち込んでいるが土嚢で足場が作ってあり、エントリーエキジットはかなり楽。 |
・ | さすがに夏真っ盛り、海水浴客も非常に多く道路も混んでいる。石橋出口が3km渋滞。熱海以遠にいく場合は箱根ターンパイク経由が時間的にかなり速い。ただし、山道のため、急ぐと到着前に気持ち悪くなって潜れないなんてことも・・・。 |
メンバー Saeko,Jun,Junichi,Hiroko,KJ,Ryoの6人。 |
1本目 ビーチ |
直感!! (ナカハラタナバタウオ) |
大きめ (ノコギリガニ) |
人馴れ? (アカイソハゼ) |
これも堂々 (アケウス) |
・ | エントリーし、砂地に岩が散在する浅瀬(水深2〜3m)を、ガイドロープに従い進む。下が砂のせいか透明度は結構良い。浅いので水温も高めでここでのんびり魚を探すのもいいかも。”オハグロベラ”や”ヘビギンポ”、”ソラスズメダイ”等、浅瀬定番の歓迎を受け進む。そろそろ浅瀬も終わる辺り、前に大きな岩場が見えてくる。ロープ真下の小さな岩陰に、青い魚体、”ナカハラタナバタウオ”と直感。実は、今回浅瀬に(3m程)いるということなので、ぜひ探してみたかった奴。まさか、こんなロープのすぐ下にいるなんて・・・。目が合うや否や、さっと消えたが、良く見ると、その先の草の下から顔が・・・。僕には2匹いる様に感じたが、もしかしたら同じ奴か?とにかくチャンス、何でもいいから撮らなくちゃ。でも俺、最後尾だからな、みんなちょっと待ってよ、折角見つけたんだから。 |
・ | 大きな岩場に差し掛かると、かなり透明度が落ち始める。沖のほうから泥が巻き上げられたような感じ。岩の隙間に、大きな”ノコギリガニ”。これが今回の始まり、「大きい」というのがどうやらここの1つ目のキーワードらしい。小さな岩の上に小さな”アカイソハゼ”。カメラを向けてもあまり動きが無い。これが2つ目のキーワード「人慣れ?」。 |
・ | 砂地へ降りる傾斜面は泥が巻き上がっているのか、ちょっともやがかかったような状態。Junichiが熱心に何かを撮っている。hirokoが戻ってこちらを手招き、行ってみると”アケウス”が一匹。この間大瀬で見たのが初めてだったのに、一度見つかるとこんなもんなのかというほど呆気ないほど。でも、Junichiはこれ見てないんだって、何撮ってたの(答え:スジコウイカ)。 |
まだ引っ込まない (ハナハゼ) |
奥に行くなよ! (ツブヒラオウギガニ) |
色鮮やか (ホシノハゼ) |
最近良く見る (コブダイyg) |
・ | 砂地を真っ直ぐ進む。透明度は良くないが、かすんでもそれなりには見える。底は砂というより砂泥、キックで簡単に煙幕が完成。腰の調子が今一なので、泳ぐのがちょっと辛いぞ。当然主体の住人はハゼ、”サビハゼ”は当たり前だが、何故かここでは”ホシノハゼ”が岩場ではなく砂地の真ん中にゾロゾロ。後はトラギス系、これはお決まり。お腹の大きな”イトベラ”が、砂地にあるちょっとした海草の上に載っていた。 |
・ | ベラは人が近づくと逃げるが、ハゼ系はあまり逃げない。あの臆病な”ハナハゼ”でさえ、「おまえらなんかこわくね〜ぜ」と、かなり近くまで寄っても簡単には引っ込まない。”ニシキハゼ”も人の間を行ったり来たり。あ、こいつはもともとこんなもんか。砂泥地から岩面に移動、岩の表面に縦筋の凹凸や亀裂が多数。下方向から覗き込むと、結構カニ類が潜んでる。見つけたと思っても、”ノコギリガニ”や”トウヨウコシオリエビ”などなど定番が多いが・・・。そんな中、赤い丸っこいのがチラリ。お、初物、”ツブヒラオウギガ二”だと思う。どんどん奥に入っていくのでピントが今一なんだよね。 |
・ | ”サラサエビ”や”アカイソハゼ”、”イチモンジハゼ”はそこら中に。また、岩場でも”ホシノハゼ”が普段にない色彩で色気づき、かなり存在感をアピール。こいつも去年辺りから良く見る”コブダイyg”、今まで気がつかなかっただけか、それとも分布に異変でも・・・。帰りはさっきのナカハラ君を探しつつ戻るが、残念ながら見つからず。やはり偶然あそこにいただけなのかな?お〜い、ナカハラく〜ん。 |
2本目 ビーチ |
結局 (コケギンポ) |
無防備? (チャガラ) |
色が違う? (コウライトラギス) |
吻が短いぞ (ヒフキヨウジ) |
・ | ガイドロープに沿って進むと、目の前の小さな岩に一匹の茶色い魚が。どこかから泳ぎ着いたように見えたし、以前から富戸や黄金で今一写真が不鮮明だった茶色のあいつだと直感。今度こそは確実に撮らねば・・・。結局ちょっと近すぎたのか完璧とはいかなかっが、どうにか判別可能。ギンポ系だよな・・・、ああでもない、こうでもない・・・。あれ、こいつってもしかして”コケギンポ”?、確かに頭のツンツンや体の青小斑点もそんな感じ。決め手は背鰭前部の青斑。あ、あんなに悩んだのに、結局は”コケギンポ”は穴にいるという先入観がこの事態を・・・。しかもこいつ結構大きいし・・・。ナカハラについてはしつこく見ながら進んだが、やはり見つからず、残念。 |
・ | 傾斜面に”チャガラ”の群れが。今までは海草の間で逃げ回るようにというのが定番。しかしここでは、岩の上層を無防備に群れて泳いでる。いったいこれは・・・。今回は砂地と岩場の境目を深場へ、目指すは白いイザリウオ。ミジン君の住処、ジョージアの空き缶の側の砂地に居るらしい。でも1本目に見つけた缶にはミジン君は居なかったな。砂地と岩場を行ったり来たり。砂地のトラギスの色が気になる、もしかして違う種類かも・・・。結局は”コウライトラギス”、ちょっと若い奴かな。ヨウジウオ系も出現、胴の真ん中辺りでちょっと段になっているような感じは”ヒフキヨウジ”だろう、吻も短いし。 |
タイじゃないよ (タマガシラ) |
大きい!! (ハオコゼ) |
白?ピンク?緑? (ベニイザリウオ) |
え、違う種類? (タナバタウオ) |
・ | 砂地でホバリングするのは”タマガシラ”。ちょっとメイチダイなんかが色を出しているのと似てるけど、こちらはイトヨリダイ科だよ。種類としてはすぐ親戚だけどね。白き着飾った”ハオコゼ”君を発見。だいたいはこんな大きさだよね。ん、こっちの赤くて大きいのは?形はやっぱり”ハオコゼ”だよね、確かに10cmぐらいにはなるって言うことだけど・・・。わ、太、なにこいつ、色は”ニシキハゼ”。丸々肥えて、ウナギを連想しちゃったい、かなりカラフルだけどね。この辺の砂地はハゼのコロニー、”ダテハゼ”と”オニハゼ”と”ハナハゼ”が大量に同居、”イトヒキハゼ”も混ざってるみたい。ちょっとこんなのは見たこと無いぞ。 |
・ | みんな通り過ぎちゃったけど、この海綿に何か居るぞ。なんだ、”イソカサゴ”か。あれ、この右側に居るのは釣竿も付いてるし、”ベニイザリウオ”だぞ。早速タンクをたたいてアピール。hirokoが気がつきみんなを呼びに。元の色は白〜ピンク、海綿にあわせてやや緑色に変色中ってとこかな。つっぱってる後ろ足(臀鰭)が愛嬌たっぷり。 |
・ | 砂地に居るはずの白いイザリは見つからなかったが、そろそろ戻らないとエアがきつめ。ちょっと未練が残るので砂地を戻る?またまたでっかい。今度は”ヒラメ”、カメラを調整しても入りきらない。この距離じゃ写らないよ。人の2/3程あるってことは1m近いってことじゃん。こんな近くでわいわいやってもまるで動く気なさそう、さすが。砂地といえば、こいつらネズッポ類も。これは”ヤリヌメリ”、特にここは泥が多いからね。網からもれたのか、カマスが数匹朽ち果てて海底に。こういう景色は現実的でちょっと物悲しいよね。結構大きめだから、もっと沖で採れたものだろうな。 |
・ | 最後の最後に大逆転。戻りのロープの脇でJunichiが写真を撮り始めた。この場所は!初めに僕がナカハラを見つけた場所。もしかして・・・、予想通り。通りかかったJunichiが、青い魚を目撃、これか!と急いでカメラを構えたが、おちょくるようにさっと鰭を開いて草陰に。ちょうどさっきの僕と同じような状況。草の下を覗くと、上半身は確認可能、やっぱりここに居るんだ。エアは残り少ないけど、水深はすでに3m、安全停止も終わっているのでちょっと観察。特に動く気はなさそうなのできっとこの辺に住処があるんだろう。あれ、まてよ、こいつはナカハラの特徴である顔の白点が無い。もしかしたらこれって”タナバタウオ”? |
今日の昼飯 etc. | |
・ | 川奈といえば「海女の小屋」でしょう。定番「アジ刺し」+「青海苔味噌汁」+「ご飯」で1370円也。こってり系の「キンメ」、変わったところでは「カマス」もあったよ。カマスといえば、さっき砂底に散らばってたような・・・。 |
今日のお魚 | |
・ | ナカハラタナバタウオ/ノコギリガニ/オハグロベラ/ヘビギンポ/ソラスズメダイ/アカイソハゼ/アケウス/カワハギ/キタマクラ/ネンブツダイ/クロホシイシモチ/マアジ/メジナ/イトベラ/ニシキベラ/ハナハゼ/ダテハゼ/サビハゼ/ホシノハゼ/クツワハゼ/ニシキハゼ/スジコウイカ/ベニツケガニ/ショウジンガニ/ツブヒラオウギガ二/サラサエビ/コブダイyg/トラギス/コウライトラギス/メバル/カサゴ/イソカサゴ/ナガサキスズメダイ/シロギス/タナバタウオ |
・ | コケギンポ/チャガラ/ヒフキヨウジ/オニハゼ/タマガシラ/ハオコゼ/ベニイザリウオ/ヒラメ/タカノハダイ |