2006/10/07(土) 昨日までの嵐は???
(西伊豆大瀬崎 湾内)
大瀬崎

No 器具 温度[℃] 時間 水深[m] 環境 透明度
[m]
タンク スーツ 気温 水面 水中 entry exit 潜水 平均 最大 Boat 天気
0374 Fe10 5W+3U 28   22 10:58 11:39 41 12.2 22.2 × S   8
0375 Fe10 5W+3U 28   22 13:36 14:19 43 10.3 20.7 × S   10

ポイントの状況・その他
前日までの大荒れの天候も台風一過。風はやや強いものの、天気はピーカン。湾内はOK、外海も注意して潜れば入れる程度。水温も22℃と十分。透明度もそれなり。
6時東京駅集合が、一部沼津集合へ。東名大和付近で事故のため少々時間を浪費、それでも早く出発したので渋滞はまだ少なめ。やっぱり早起きは三匁の得ってか。

メンバー カッキー,Aiba君,Yasu,Junichi,Hiroko,KJ,Ryoの7人。 

1本目 湾内(マンボウ前、桟橋脇〜)
居るのは・・・
(メバルvsコガネSD)
発見 逃げたぞ 何か居るかな?
(マダコ)
マンボウ前の桟橋脇からエントリー。確かに天気は、「昨日までの嵐は何処吹く風」だが、海面にはしっかり爪跡が。吹き寄せられた浮遊ゴミが集まり、見事な”お澄まし”状態。それでも、中が見えるだけ”味噌汁”よりははるかに良いが・・・。ごく浅瀬の白濁を過ぎれば、ドロップ以深は透明度8mとそこそこGOOD。情報では、湾内は最近見ものが少ないらしいのが今一残念。
小さな沈船に集まるのは、”メバル”と”コガネスズメダイ”に”クロホシイシモチ”と常連たち。混じって”ニセカンランハギyg”が居たような気もするが・・・。確認できれば、こいつが今日の来訪者No1だったんだけどな。次々出てくるのも、揃って常連。古タイヤの影から顔を覗かせる”ホシノハゼ”、小岩の上で餌を狙う”トラギス”、ロープ脇で見張りする”ダテハゼのペア”、砂地で餌待ちは、体格の良い”アカエソ”、中層を”アオリイカ”や”イシダイ”が泳ぎ去る。
鉄の箱の奥に”マダコ”発見。ゾロゾロと観客が集まり、撮影会が開始。身を潜めていた彼も、我慢しきれず一か八かの逃避行を決行。砂地に降り立ち威嚇のポーズ?絶好の被写体になってくれたぞ。感謝!!
来訪者
(ソウシハギ)
僕らだって
(ムレハタタテダイ)
なにを狙ってる?
(トラギスetc.)
群??
(クロサギ)
三角ロープに”クロダイ”発見。見上げると、ロープ付着物を物色に”イシダイyg”が。”カワハギ”も一緒に付着物をついばむ。さらに上方に長い尾鰭、南方で見た”ソウシハギyg”。流線型の体は結構好きかも。もちろん黒潮に乗って来た来訪者、早速被写体になってもらい、一枚、二枚・・・。近づくにつれ、徐々にゆっくり上方へ。そろそろ下に下りてきてくれないかな・・・。期待むなしく、彼はさらに上方へ。やっぱり迷惑?
足元の産卵礁跡には、僕らだって来訪者とばかり”ムレハタタテダイ”。確かに来訪者のはずだが、かなり前から現れ毎年お目にかかる。どこかで密かに暮らしているのでは?代わって砂地常連の”トラギス”君と”オイランヤドカリ”ちゃん?別に並んでいるから仲が良いってわけじゃない。たまたま一緒に写っただけ、ほんと、マジで・・・。ここで、ちょっと不思議な光景、”クロサギ”の群泳に遭遇。通常、”クロサギ”って単独行動だと思っていたが、なぜかここでは団体行動。いつもはメリハリのある動きで、写真撮影を翻弄するが、群で泳ぐためかなり確実に撮影可能。この点はラッキー。
エキジットのため浅瀬に戻ると、”キューセン”と”コバンヒメジ”が忙しそうに徘徊中。今度こそ、と”コバンヒメジ”に挑戦・・・。浅すぎて日が差し込み、明るすぎるのも悪条件。あえなく敗退、今回も完敗じゃ〜。

2本目 湾内(ふじみ前〜)
通過します!
(イサキ)
5mm
(アオウミウシ)
こんなとこにも
(イソカサゴ)
8mm
(シロウミウシ)
2本目は「ふじみ」前から真っ直ぐ砂利浜をエントリー。さっきより若干透明度が上がった気配。”ガンガゼ”の間に何か動きを感じ、念のため写真を一枚。結果は何にも発見出来ず、ただの無駄ショット。ふと振り向くと、”イサキyg”の群が目の前を一気に通過。これはこれで見応え有り。続いての紹介は、”アオウミウシ”。小さな岩の真ん中を移動中、全長約5mm、幅は1mm以下の超マイクロサイズ。見付けも見付けたり、撮りも撮ったりってとこかな。
ここでもフロートのロープに、”ムレハタタテダイ”が遊泳。ロープ上部に何か居ないかと徐々に浮上。赤い魚発見、が、結局は”イソカサゴ”。写真はちょっとかっこよく撮れたと思うんだけど。”アオウミウシ”に続き、マイクロサイズ第二号。バイクのフロントフォーク付け根辺りで、今度は約8mm程の”シロウミウシ”。幅がある分見つけやすい。
脚の黒点が目立つ
(ケアシホンヤドカリ)
Shall we dance!
(アナハゼ)
来訪者2
(ミナミハタタテダイ)
産卵行動?
(クサフグ)
KJが発見した、砂地に顔を出す奴は?カッキーが二番目に確認、続けて僕も。なんと釘の先ほどの頭は、”ダイナンウミヘビyg”。一人一人と近づくにつれ、徐々に首が奥へ奥へ。目では見えたが、カメラを向けると何処へやら・・・。やっぱありゃ無理だろ。
ドロップオフの岩場は、ちょっとした観察場所。一つ一つ丁寧に探せば、結構な掘り出し物に出会える事も。とは言ってもそんなに簡単な事じゃない。でもこのヤドカリは初めてだよね?脚のフサフサに黒点が散在、どうやら”ケアシホンヤドカリ”らしい。次は"Shall we dance?"よろしく、2匹の”アナハゼ”が優雅に、並んで入れ替わりながら立ち泳ぎ?見事と言うか、何でこんな動きを?って言うか・・・。
「ふじみ」正面のガイドロープ周辺の岩場は、魚たちにとって絶好の隠れ家。今日も”クロホシイシモチ”やら”ソラスズメダイ”やらがうまい具合に岩陰に。あれ、ちょっと待て、あのヒラヒラした奴は?紛れもなく”ミナミハタタテダイyg”。南方ではよくペアで泳いでいたが、こちらでは初めての観察。本日の来訪者2ってとこ。最後は浅い砂利底を泳ぎ回る”クサフグ”。これって産卵行動に関係するんじゃなかったっけ?

今日の昼飯 etc.
食べるチャンスを失い昼食抜きに、ひもじいよ〜〜。
泊まりは大瀬の「ふじみ」。外を見れば大潮の満潮、こんなところまで波が上がり、砂浜もかなり狭くなるんだね。
夕食は舟盛とイカのフライ、サザエのつぼ焼きetc.。それじゃ、まずは乾杯から!!
夕食後は記念パーティー。祝「カッキー100ダイブ」。祝?「○○○、××才」。Hiroko手作りのチーズケーキでお祝い。プレゼントもご覧の通り。オメデトウ!!&ありがとう。
満潮 夕食 乾杯!! 祝×××

今日のお魚
ネンブツダイ/メバル/コガネスズメダイ/ホシノハゼ/トラギス/ダテハゼ/ニシキテッポウエビ/アカエソ/アオリイカ/イシダイ/マダコ/ネズミゴチ/クロダイ/カワハギ/ソウシハギ/ムレハタタテダイ/キューセン/オイランヤドカリ/クロサギ/アナハゼ/コバンヒメジ/トビエイ/カサゴ/サツキハゼ/オキゴンベ/イシダタミヤドカリ/ウミヒゴイ/ハコフグ/サビハゼ
イサキyg/アオウミウシ(5mm)yg/イソカサゴ/シロウミウシ(8mm)/ダイナンウミヘビyg/ケアシホンヤドカリ/アナハゼ/セレベスゴチ/クロホシイシモチ/ミナミハタタテダイyg/クツワハゼ/サラサエビ/クサフグ