2006/10/28(土) ウェットじゃもう寒いぞ!
(東伊豆川奈 尾竜No2/ビーチ)
川奈

No 器具 温度[℃] 時間 水深[m] 環境 透明度
[m]
タンク スーツ 気温 水面 水中 entry exit 潜水 平均 最大 Boat 天気
0380 Al10 5W+3U 21   22 09:39 10:24 45 16.7 20.4 A C   10
0381 Al9 5W+3U 21   21 12:30 13:26 56 8.5 14.3 × C   7

ポイントの状況・その他
曇りで気温は上がらず21℃。水温の方が高いかも。1本目は、9時のボートを予約。他に乗客が居らず4人だけの貸しきり状態、贅沢だね。ポイントは尾竜No2へ、大型ネコザメやハタタテハゼが出てるということだが・・・。
尾竜ポイント
行きの渋滞はほとんど無し。小田原のパーキングで朝食&トイレ。ここで今日の運試しは、”ペンギン”。これは鳥だろ・・・。川奈到着は8時20分とかなり早い。帰りは首都高が渋滞、山手通り経由に。

メンバー Junichi,Hiroko,KJ,Ryoの4人。 

1本目 尾竜NO2(ボート)
プロっぽい? 早速発見
(マツカサウオ)
ついに発見!
(ノコギリハギ)
デート中
(キンチャクダイ)
一本目はボート。突然の予約にも、快くお引き受け頂き、僕ら4人の貸切と、非常に贅沢。大物が出るという尾竜へ。まずはブイを拾って船を固定、「どう、どう、こういうのってプロっぽい?」かどうかはさておいて、潜降ロープにそって潜降開始。やや白濁した海中は、透明度10mといったところ。伊豆としては決して悪いわけではないが、ボートならもう少しは良くても・・・。
ロープの下端は水深15mほどのところ。すぐ脇の岩陰に”マツカサウオ”発見。やっぱり深場に居るんだな、それにしても、こんなにすぐに見つかるなんて・・・。沖側の根に移動し、岩の間を覗く。目的は鮫、ネコザメかドチザメかetc.etc.。ところが、見つかるのは”マツカサウオ”ばかり。覗くたびに、ここにも、あ、またここにも・・・。ある意味凄いとは思うが、何でこんなに沢山居るの?
内側の根に移動、手前の砂地にまだ若い”コロダイ”が。このくらいの方が金色が濃く出て鮮やか。大きいのは渋めだよね。ここで真打登場、岩の上の”トゲトゲトサカ”に白と黒のフグ。配色はシマキンチャクフグ。しかし、良く見ると、背鰭が繋がって大きい。これぞ”ノコギリハギ”の幼魚。これまでに何回も同じような魚の写真を撮ってきたが、全てシマキンチャクフグ。最近は本当に他の魚が擬態しているのかさえ疑問に思えてきた。だが、これで疑問解消。それにしても本来は南方種、あっちではお目にかかった事が無いのに、こっちでは見た事があるって言うのが結構多いよね。南方種がこっちに来ると珍種で目立つって言うのもあるけどね。
”ホンソメワケベラ”にクリーニングを受ける”イシダイyg”。二匹で中むつまじくデート中の”キンチャクダイ”。狭い岩の裂目には、最近良く見る”フタバベニツケガニ”が窮屈そうに収まる。まだ小さめの”スズメダイ”の群が通り過ぎた。こっちの岩穴の奥で、ウニに隠れているのはイカ?茶色い脚に赤い斑点。イカにしろ、タコにしろ、色が変わるのでこの情報だけでは判別不能。見た瞬間はイカだったような気はするが・・・。その横の岩肌にへばりつく”キイロイボウミウシ”は、伊豆では結構多いよね。
ここにも・・・
(マツカサウオ)
これも死滅回遊
(シコクスズメダイ)
こいつもだ
(クロメガネスズメダイ)
お見送り
(ニジギンポ)
こちらの岩の下でもまたまた”マツカサウオ”に遭遇。左上の岩の穴からちゃっかり顔を覗かせる”イセエビ”君も。続けて覗く岩の下でも、”マツカサウオ”と”コスジイシモチ”がお出迎え。”マツカサウオ”フィーバーはまだまだ続く。
ここらで、スズメダイ系幼魚など。まずは、全身青に、背鰭の眼状斑は”ナガサキスズメダイyg”。前を横切る前黒、後白は”シコクスズメダイyg”。黄色に青線、背鰭に眼状斑は”クロメガネスズメダイyg”だよね。ナガサキ以外は死滅回遊。今年は黒潮の走りが良いのか、色々見れるよね。
最後のお見送りは、まだ小さな”ニジギンポ”。これだけ気を使って、潜降ロープにカバーをしてあってもご覧の通り。自然界の生物のたくましさは凄い。

2本目 ビーチ
こっちに注目
(イザリウオ)
砂地が熱い
(シロギス)
俺の土地だ?
(ニジギンポ)
ガオ〜??
(イシダタミヤドカリ)
二本目はビーチ。初めは”コバンヒメジ”のお出迎え。砂地へ降りて真っ直ぐ進むと、産卵礁の残骸に。所有権を主張する”ニジギンポ”や”イシダタミヤドカリ”を尻目に、枝の間を泳ぎまわるのは、”メバルyg”や”アイゴyg”。南方からの訪問は”テングハギyg”に”ヨスジフエダイyg”などなど。
おっと、そこより手前の砂地の方が賑やか?浮遊紅草に寄り添うように緑の塊、ちょっと見落としそうな”イザリウオ”。特にこの色のは分かりにくいよね。周囲をグルグル回っている”トビヌメリ”は、いったい何がしたいのか?もしかして・・・。その上を”シロギス”の団体が通り過ぎる。相変わらず、白い素早い奴らはカメラ泣かせ。最後の方について行く色違いの2匹は、”キューセン”と”タカサゴヒメジ”。結構こいつら仲がいいよね。
堂々
(クロイシモチ)
餌場?
(メジナyg)
ぼくらだって・・
ミツボシクロスズメダイyg
三重連
(ナンヨウツバメウオ)
今日の移動は浅い方浅い方へ。土嚢の脇で”クロイシモチ”のペアを発見。隠れるでもなく、逃げるでもなく、結構堂々。”ヒラニザyg”が”ヨスジフエダイyg”と戯れながらやって来た。こっちで戯れているのは”テングハギyg”と黄色い尾鰭に黒色斑点、これって”ヒメフエダイyg”かな?なぜかこいつはまともな写真が無いんだよね。
砂地にぽつんと落し物?眼上皮弁をちょっと立てて、口の端は目を・・・、背中の盛り上がりは?側線は・・・。え〜い分かりにくい!!やっぱり・・・、きっと・・・、”コクチフサカサゴ”だよな・・・。
浅瀬のテトラポッド周辺は格好の餌場?”メジナyg”の群が殺到。”クロホシイシモチ”や”チャガラ”の群、”キューセン”なんかも混じって争奪戦?。ちょっと離れた砂地の転石には”サンゴイソギンチャク”。クマノミが好む環境だが、”ミツボシクロスズメダイyg”にとっても絶好の住処。こいつらも死滅回遊なんだよね。
-2m付近の浅場で、今日もベラに追い立てられ、”ベニツケギンポ”が飛び出した。今回は、写真を撮る暇も無く、すばやく岩の下へ。残念。最後の最後は、ここ最近の定番、水面直下の”ナンヨウツバメウオyg”。少し大きくなった彼らは、今日は見事な三重連を披露。知らなきゃただの浮遊ゴミだって・・・。

今日の昼飯 etc.
定番の「海女小屋」で”地魚定食”。ちょっと贅沢しちゃったい。

今日のお魚
マツカサウオ(たくさん)/ハナハゼ/サラサエビ/カサゴ/コロダイ/ノコギリハギ/ホンソメワケベラ/イシダイ/キンチャクダイ/フタバベニツケガニ/スズメダイ/キイロイボウミウシ/アミメハギ/イセエビ/コスジイシモチ/ナガサキスズメダイ/シコクスズメダイyg/ソラスズメダイ/クロメガネスズメダイyg/ニジギンポ
コバンヒメジ/トビヌメリ/イザリウオ/シロギス/キューセン/タカサゴヒメジ/テングハギyg/メバル/イシダタミヤドカリ/アイゴ/ヨスジフエダイyg/クロイシモチ/ヒラニザyg/ヒメフエダイyg/コクチフサカサゴ/メジナ/クロホシイシモチ/チャガラ/ミツボシクロスズメダイ/ヨコシマクロダイyg/ベニツケギンポ/ナンヨウツバメウオyg