2007/3/17(土) 超マクロが不調???
西伊豆土肥 通り崎ビーチ
土肥

No 器具 温度[℃] 時間 水深[m] 環境 透明度
[m]
タンク スーツ 気温 水面 水中 entry exit 潜水 平均 最大 Boat 天気
0390 Fe10 DRY 8   15 10:04 10:55 51 14.6 22.5 × C   8
0391 Fe10 DRY 10   15 13:34 14:30 56 9.7 15.5 × S   8

ポイントの状況・その他
久しぶりの日帰り。起床はAM03:50。天気予報では今日は晴れ、北東から東よりの風が強く吹き荒れるとのことだが・・・。朝は風が強いとは感じられず、東名厚木を過ぎる頃にはミゾレが。かなり怪しい天気に・・・。外気温は7℃、せいぜい山間部が多少雨になる程度と楽観的に進むが、さにあらんや。足柄サービスエリアで休憩するときには、外気温は2℃。本降りの雪、見た目だけなら銀世界?はたして帰りは無事に帰れるのか???
沼津を過ぎる頃には天気は回復。最終的に土肥では曇りにポツポツ雪が舞う程度。午後には晴れ間も見え、何とか無事に楽しい一日を過ごせる状況に。
今回の課題はカメラの設定が有効に機能するのかと言うこと。結果だけいうと、
MODE1:マクロ+ISO-AUTO+ストロボ  OK
MODE2:マクロ+ISO-64   +ストロボ  OK
MODE3:マクロ+ISO-64   +ライト  ??
MODE4:超マクロ+ISO-64 +ライト  人災により不明(3を4と間違え、試さなかった)
つまり、普通のマクロをスーパーマクロだと思って、合いもしないピント合わせを繰り返し、全然合わずに勝手に怒っていたという結末。合うわけ無いんだよね、なんとお粗末な・・・。

メンバー Hiroko,KJ,Ryoの3名。

1本目
  ほぼ貸しきり状態。ステージ周辺で講習している以外、人がビーチに入っている形跡は無し。
飛び込んですぐいやな予感、右手に冷たい感触が。適当に修正し潜降してからも、浸水の気配は収まらず、右手が徐々に侵食されて・・・。こりゃまずい、浮上の合図を送り水面で応急的に修正。腕にバンドをきつめに締め、そのままダイビングを続行。
コースは、ステージ→産卵礁後→沈船→ケイソン→ステージ。
やや春濁りが始まり、透明度は今一つ。それでも一本目は結構澄んでいたのが分かるのは、2本目を潜ってから。なんていったって、ISO64で結構写真が撮れたもん。
 
オオウミウマ(-10m)
右手の冷たさを気にしつつも、産卵礁の残骸に居ると言うこいつを目指し一直線。2本ある竹の残骸の崖の下方にあるやつで発見。全長15cmほど?色は緑がかった茶色で、結構良く動く。隣の竹の下あたりでは大き目の”ミズヒキガニ”が三方を囲まれ、シロガヤを振って威嚇。こっちは見事な後ピン、3枚とも見るに耐えない結果。ここでの発表は控えさせていただきます。
 
トゲカナガシラニジギンポ(-15m)
沈船に向かい、砂地を下りていく。まだ小さなトゲカナガシラが、鰭を広げて威嚇体勢。カメラを向けると恥ずかしがって?逃走。いつものように後追い写真に。
途中、広い葉っぱ状の海草にニジギンポが居候。こいつは肝が据わっているのか、上方を通るこちらを目で追いながら不動の構え。
 
シュスヅツミダイナンウミヘビ(-20m)
沈船Uも、この時期は結構閑散。キンギョハナダイやメバル、カサゴといった常連が少し大人し目に散在。シュスヅツミが枯れたようなヤギ類に着く。
周囲の砂地に、ダイナンウミヘビが寂しそうに顔を覗かす。餌が少ないのかな?
 
タンブヤ・ウェルコニスキイボキヌハダウミウシ(-22m)
ケイソンの周辺は、今時期ウミウシの宝庫。まずは散歩帰りか?砂地をケイソン方向に移動中はタンブヤ・ウケルコニス。仮称スルガリュウグウウミウシという説も。
脇のロープにぶら下り、青い物体を吐くのは何ぞや?産卵中?のキイボキヌハダウミウシ。もしかして食事中なのかも??
 
アオウミウシミツイラメリウミウシ(-20m)
ケイソンの逆側には大常連のアオウミウシ。砂地をノロノロと移動中。
ケイソンの上に、白い点のような物体。え、何これ?老眼にはちょっときつい大きさだって?一応ウミウシに見えたので撮影して後で検証。ミツイラメリウミウシの正面写真のように思えるのだが・・・。
ここではスーパーマクロ(と思っていた)設定が不発。いくら近づいてもちょっと離れてもピントが合わず、結局こんな遠い写真に。当たり前だよね、ただのマクロで撮ってたんだもん。あれじゃ近づきすぎになるに決まってるじゃん。
 
そろそろ残圧が乏しい、ただただゆっくり浮上を続け、どうにか浅瀬に。腕の冷たさは相変わらずだが、途中で止まっているような・・・。
浮上後、Tシャツは、相変わらず前面がぐしょ濡れ。右腕はシボルトジャー状態。一体何処が悪いんだ??結果的には腕はラバーに亀裂。Tシャツは相変わらず不明。

2本目
2本目は、レンタル無料サービス期間ということで、Bismのドライをレンタルすることに。サイズは足以外はぴったりというかきつきつ。感想は2本目終了時ということで。あ、ちょっと待って、首の浸水について、もしかしたら髪の毛が原因かも。今回は注意して・・・。
2本目は浅めに海鼠狩り?情報では、ナマコマルガザミとスイートジェリーがいたらしい。
コースは、ステージ→産卵礁後→海鼠→海鼠→海鼠→ステージ???
飛び込んだ直後、冷たい!!水温が下がった?いやいや、体が温まったからでしょう。腕周りも、首周りも違和感は無し。シールは完璧か?ただ、足はかなりブカブカ。さすがにキックがしづらいぞ。
 
アメフラシ(-5m),オオウミウマ(-10m)
潜降直後の岩の脇に怪しげな物体。丸々太ったアメフラシ。頭部も微妙に赤みがかり、すでに成熟しきったってとこか?
真っ直ぐ進んで、再度産卵礁残骸へ。奴はさっきとは別の上方の竹に移動済。でも、こっちの方が撮影が楽だったりして。ここで問題が1つ。浮遊物がやけに多い。ISOもAUTOに切替。見た目は変わらないが、暗さが増しているようだね。
 
コモンウミウシヒフキヨウジ(-10m)
全長7mm程の白地に黄斑、鰓が紫で縁に紫斑。すでに撮影されていると思いきや、これが初。結構わかんねえもんだ・・・。砂(泥)の上を散歩中?スーパーマクロが不発2.当たり前なんだけどね。
近くでは、1cm程のスジコウイカや長〜いヒフキヨウジも発見。
 
コワタクズガニ(-7m)
Hirokoがロープの下から追い出したのは、全身モジャモジャのカニ?背中の真ん中には防御アンテナ宜しく、一本のシロガヤを掲げ、誇らしげ。大きくは動かず、どちらかというと擬態に専念しているようで、大きさも4cm程はある?ということで、本体の特徴は確認できないが、状況証拠からこいつと判断。いくらなんでもこれだけじゃ確定は難しいよね。
 
ナマコマルガザミ(-10m)
海鼠が1つ、海鼠が2つ、3つ、4つ・・・。また外れ、またまた外れ、これもだめ?いや、ちょっと待て、この茶色いシミは?どうやらビンゴ。こんなちっちゃいのか。しかも、ヒダヒダにめり込んでるし・・・。懲りずにここでもスーパーマクロが不発、すでに思い込みの域。ちょっと確認すれば分かったはずなんだけどな〜。
初撮影とおもっったが、セブでの撮影歴があった。残念。更新は出来たから、ま、いいか。
 
ハオコゼクロダイ(-7m)
ベニカエルアンコウが浅めに居るという情報から、ステージ付近を散策。が、サーチ失敗。今一つ絞りきれて居なかったかな。
居たのは、ちっちゃなハオコゼ君や、僕らに興味を示したクロダイ君。
 
アナハゼ(-1m)
もうすぐ1時間。あまり長く居ても、そろそろ寒さが沁みて来た。ゆっくり浮上開始。このドライ、エア抜けはかなり良い。浅瀬での安定には欠かせない条件。単にきつめで抜けやすいだけかも・・・。
ステージのはしごに手を掛け・・・、って何、こいつ、縄張り主張?そんなとこに居ると踏まれるぞ。でも何故か愛着が湧き、一度閉まったカメラを再度取り出し撮影。後ろが居なかったのも幸いだね。
 
2本目が終わり、ドライの感想。足がブカブカでキックがし難かった以外は、浸水も無く良好。エア抜けも良かったし・・・。ただ、後になるほど、首のしまりがきつくなる様な・・・。
最終的にドライを脱いだ後も濡れた所は無し。やっぱ、首の締りかな、それとも髪の毛の影響?これは次回の課題だね。

今日のお魚
サビハゼ/キタマクラ/オオウミウマ/ミズヒキガニ/トゲカナガシラ/ニジギンポ/キンギョハナダイ/メバル/カサゴ/シュスヅツミ/ダイナンウミヘビ/コスジイシモチ/ヒレナガハゼ/タンブヤ・ウェルコニス/キイボキヌハダウミウシ/ミツイラリウミウシアオウミウシ/アミメハギ
アメフラシ/クロサギ/ダルマガレイ/ホンベラ/カワハギ/コモンウミウシ/ヒフキヨウジ/スジコウイカ/コワタクズガニナマコマルガザミ/ソラスズメダイ/ハオコゼ/クロダイ/アナハゼ