2007/5/4(金) 1.5年振り、ヨコバマは遠い?
東伊豆 富戸ヨコバマビーチ
富戸

No 器具 温度[℃] 時間 水深[m] 環境 透明度
[m]
タンク スーツ 気温 水面 水中 entry exit 潜水 平均 最大 Boat 天気
0398 Al10 5又 25   15 09:03 09:58 55 12.5 24.1 × S   7~10
0399 Al10 5又 26   15 11:39 12:32 53 11.9 26.2 × S   7~20

ポイントの状況・その他
今回も東京を午前4時に出発。用賀4時半、小田原東5時半、伊東6時半と順調に。
久し振りの富戸、去年は一度も行っていないので、かれこれ1年半振り。相変わらず、ヨコバマは遠かった?これに加え、タンクはアルミ。ウェイトのこともあり、ちょっと早めだが、今回から5mm又掛けツーピースのウェットに変更。DRYよりは冷たいが、腰の重さと気遣いが減る点はメリット。フードの穴あけも無事終わり、今回がお披露目。さあ果たして効果の程は・・・。

メンバー 総勢4名。

1本目 ビーチ中央〜左手テトラ
スナダコ(-10m)
若干潮が引き気味の海へエントリー。水温は最低15℃、透明度はそこそこ。ここしばらくなかった足元の冷たい感覚が、ついにウェットの季節到来を感じさせる。続けて胸元からのヒヤリ。この程度で入ってくるとは、もしかして、胸囲が減った(=胸の筋肉がなくなり、腹の脂肪が増えた)・・・?ま、気にするのはやめて、何かいないかな(現実逃避)?いたいた、目だけ出して周囲をうかがうタコ、この完全に砂に埋まった態勢はスナダコだな。
  
ダンゴウオ(-15m)
富戸の砂地はほとんど障害物が無い。こんなところにいったい何が?普通はウミヘビやアナゴ、エイ、サメ、を探すんだが。もちろん、ヒメジやハゼ、ベラなんかもいるが・・・。このちょこっとある草むら?どれどれ・・・、え、こいつ、こんなとこにいるの!写真の通り、葉っぱの奥深く。移動するにしても隠れる場所もないし、おまえ、孤独だな。
 
ホウボウオオモンハタイネゴチ(-20m)
さっきも書いたが、砂地はそれほど魚がいるわけではない。う〜ん、ホウボウやオオモンハタ、常連さん達ばかりだね。あ、こいつはイネゴチ、ちょっとは珍しいかな。
 
オキゴンベ(-24m),ダイナンウミヘビ(-20m)
水深24m、ちょっとした漁礁というか、籠?パイプなんかもあった記憶が・・・。よくニジギンポが愛嬌を振りまいているところ。今日はカイメン周辺でオキゴンベがかくれんぼ。こいつらはいつも元気。少しあがると、砂地からニョキ!!こ、これは太い。しかも微動だにしない。これだけ大きくなると肝も据わってる?さすがにここまで寄ると、眼がいかにも迷惑そう・・・。
 
テトラ周辺(-10m)
左手のテトラ周辺は障害物が多く、小魚たちの絶好の隠れ家。スズメダイやネンブツダイ、クロホシイシモチなどが群れ集う。今年は奥の方に、かなりの数のハリセンボンが居るらしい。よく見れば、まだ小さなムツの群れなんかも混じってるぞ。
 
ゴロタ地帯(-10m)
ここも海草が生え、小さな魚達にとっては絶好の隠れ場所。カイメンの中に隠れているのはイソカサゴ。葉っぱの影では、メバルの子供達がたくさん集まり、なにやら悪巧み?こういうとこの岩下をじっくり観察していくと、カニやらハゼやら色々出会えて面白い。これってかなりマニアック?
 
さすがにウェットだとだんだん冷たさが身にしみてくる。そろそろ上がりたいな〜。ところで、頭部のエアは、今回一度も意識すらしなかった。ってことは、穴あけが大成功ってことだよね。やったー!!
エキジット後は、一度「温泉丸」まで戻り暖を取ることに。歩くのはちょっと大変だけど、今日の格好だと温泉丸は大歓迎。あ〜、温まるな〜。
 

2本目 ビーチ(右手、浅瀬→砂地傾斜面→トサカ十字)
ウバウオ(3m)
2本目は、初めは右手の浅瀬を進む。潜降直後、息を整える間にも、目の前のウバウオ君と鉢合わせ。彼とは確か初対面。こっちもあわててカメラを構えるが、ヤツもかなりあわててる?そっちは行き止まりだぜ。おかげで、一枚目は全身をGET。間に合った。2枚目以降は逃げるヤツを後追いショット。どんどん草むらに入っていくので、撮るのが段々きつくなる。ちょっと待ってくれ〜。
   
アカイソハゼ,実は・・・ベニカエルアンコウ(-5m)
浅瀬を進み、右手の砂傾斜方面へ。途中、カイメンや岩の辺りを散策しながら・・・。お、魚は珍しいヤツではないが、真四角の窓からかわいく顔を出す、ちょっといい構図。動くなよ!よし、撮影成功。・・・って、一箇所に眼が行くと、周辺が見えないのが人間の悲しい性。後で画像を確認してみると・・・、目的の映像のすぐ下、なにやら赤い物体が・・・。これってベニカエルアンコウ?だよね〜。(5/6のブログにもっと大きく載ってるよ)
 
ナヌカザメの卵オルトマンワラエビ(-25m)
砂傾斜を降り、トサカ十字方面へ。水深は25m以上。ここへ来て透明度が一気にUP。と比例して水温もかなり低め。先日、この辺に季節外れのサギフエが居たらしいが、今回はあえなく玉砕、ちょっと残念。代わりにこいつ、ナヌカザメの卵。本体もまだ未遭遇だが、卵も初めて。これは収穫。近いうちに本体にも遭えるだろう。きっと・・・。
 
アカシマシラヒゲエビサラサウミウシ(-20m)
さすがに寒気が・・・。徐々に水深を上げるが、この辺の岩の下は、結構レアものの宝庫。ここを見ずして帰るのも・・・。軽く確認しながら、珍しいってものでもないが、こいつらをGET 。アカシマシラヒゲエビは旧称アカスジモエビ。南方では普通に見るが、そういやこっちでは、今んとこ富戸ぐらいだな。
 
ホヤの仲間らしいが・・・(-5m)
岩の隙間にぶら下がるこいつは?透明な青色でちょっときれい。クラゲ類にも通じる色合い。ちょっと発光している感じもある。図鑑上、これといったヒットは無いが、ホヤの仲間にこんなのが居るので。
ところで、ホヤって「原索動物門尾索動物亜門」なんだけど、学生時代生物で「原索動物=脊椎動物と無脊椎動物の境目」見たいな習い方をしたような・・・。特にこの「尾索動物亜門」は一生のうち、ほんのわずかな期間、脊椎に似たものができるらしい。よって、結構高等動物なんだって。一応、エビ・カニ・イカ・タコなんかより、もちろん貝・ウミウシなんかより、高等扱いってことだよね?え、○○よりも???
 
今日はこちらのグループで初の泊まり。夜はバーベキュー。
目玉は火を噴くフランクと足腰に不安を抱えたバーベキュー台+作業者?のコラボレーションなどなど。楽しい&おいしい夜を満喫。後は寝るだけだ〜。
と、その前に、今日の写真の確認を。パソコンよし、メモリカードもOK、ケーブルをつないで・・・。ケーブルを・・・、ケーブルは?家の机の上辺りかな・・・。パソコンがただの図鑑に変身した瞬間。やっぱり後は寝るだけだね。
 

今日のお魚
ダンゴウオホウボウ/オオモンハタ/イネゴチ/オキゴンベ/ダイナンウミヘビ/スズメダイ/ネンブツダイ/クロホシイシモチ/メバル/カサゴ/ムツ/カミナリベラ/タカノハダイ/ウツボ/イソカサゴ
ウバウオナヌカザメの卵ベニカエルアンコウ/アカイドハゼ/トラウツボ/オオスジイシモチ/オルトマンワラエビ/アカシマシラヒゲエビ/サラサウミウシ