2007/7/22(日) 見よ、この透明度
東伊豆 海洋公園(砂地,1.5根)
IOP

No 器具 温度[℃] 時間 水深[m] 環境 透明度
[m]
タンク スーツ 気温 水面 水中 entry exit 潜水 平均 最大 Boat 天気
0402 Fe10 5又 25   20 09:19 10:09 50 11.9 21.9 × C   5~15
0403 Fe10 5又 26   19 11:51 12:43 52 12.2 28.9 × CS   5~20

ポイントの状況・その他
先週は台風で予定がおじゃん。で、今週急遽IOPへ、珍しく日曜日帰り。
天気は、台風一過でよくなると思いきや、まだ梅雨前線がうろうろしてるとのこと。それでも朝方の雨は止み曇り空、海も穏やかで潜りやすそうだったのだが・・・
時間がたつにつれ、天気は回復、午後にはきれいな青空が。これに反し、海のほうは段々荒れ気味?波がかなり大きくなってきた。

メンバー 総勢8名+2名。

1本目 砂地→1根
エントリーは穏やか、透明度もまあまあ、外は蒸し暑く、水の冷たさが気持ちいい。
潜降して集合、まだほとんど人が居らず、今のうちに砂地へ。
中層を、タカベの群れが。後半は半分縞々模様、これはイサキの幼魚の群れ。
ネンブツダイミナミハタンポネコザメ(-15m)
砂地へ降りる前の駆け上がりの窪みに、大ネコが居るそうな。ここ、ここ、この奥。確認OK。が、ちょっと遠い。まずは入り口から一枚。ん、ネコが居ない?居るのはネンブツとハタンポ?変なのが正面から写ってるし・・・。気を取り直してカメラを奥へ、ノーファインダでパチリ。いたいた、今度はちゃんと枠へ。頭がおっきいから迫力はあるが、実はちょっと寸・・・。
 
カエルアマダイ(ジョーフィッシュ) → ニラミアマダイ(-20m)
砂地に人の集まる場所が。遠目からはちょっと窪みがある程度、いったい何が??
良く分からぬまま、とりあえず写真を撮ってみる。良く見ると、中心に小さなジョー。せっせせっせと貝殻や砂を巣から押し出し忙しそう。実際この距離からこれだけの写真が写るってことは、かなり透明度が良いって証拠。
 
ウバウオイタチウオコケウツボヨコシマエビ(-5m)
後半は、送り出しの壁辺りでのんびり。目の前に飛び出してきたのはウバウオ君。一度出会うと続けて出会うので不思議、今年始めて見たのにね。こっちの裂け目では、コケウツボとイタチウオが仲良く。イタチウオはウツボに擬態するってよく言われるけど、確かにその兆候が・・・。よ〜く目を凝らすと、画面左の方の白い部分に何か居るんだけど分かる?実はヨコシマエビ。これじゃ分かんねーよな。
 
ハリセンボンヘビギンポ(-5m)
足元に目をやると、一時期沖縄で大量発生していたハリちゃん。以前から伊豆でもたまに見かけるが、最近目撃が多いような・・・。やはり今年は水温が高いからか?
浅場の岩の上はこいつらの天下。あまり動かないから写真には撮りやすいけど、今一地味。ヘビギンポをはじめ、ヒメギンポやミヤケギンポ等、この系統は婚姻色とかは結構色鮮やかなんだがな〜。
エキジットはこんな感じ。時間がたつにつれ、やや波が荒くなり始めてるが、IOPはこんなもん。スロープが改装されてからは、かなり上がりやすくなったよ。以前はこの辺でごろごろ転がってる人が結構いたもんね。

2本目 1根(クエ穴)
午後になり、徐々に雲に切れ間が。2本目開始時にはこんな晴れ間まで。やはり普段の行いが良い証拠?どんどん暑くなって気分も上々、海に入るとさらにうれしいご褒美が・・・。
トラウツボベニカエルアンコウ(-5〜10m)
浅場から1根に沿って進む。ネンブツダイやクロホシイシモチ、ソラスズメダイ等常連が。岩の下から顔を覗かせるのは、こいつも常連トラウツボ。ウツボなのだが、何故か愛嬌が(勝手に思ってるだけだが・・・)。
愛嬌といえば、こいつ。アイドル的存在のカエルアンコウ系。なぜアイドルなのか?動かないからモデルに最適?色がカラフル?形が面白い?確かに被写体にはなりやすいが・・・。
  
ネコザメフサカサゴ(-28m)
クエ穴に到着、残念ながらクエは外出中。代わりに出迎えてくれたのがこいつ、まだ20cm程の子ネコ。大きさについては下の右の写真に写ってるのを参照。ね、小さいでしょ。こっちの砂の上に居座るのは、口が広いように見えるのでフサカサゴだと思う。はっきりいって、ほとんど無視されている。確かにあまり見栄えもしないし、珍しくもないんだけど・・・。
 
見よこの透明度(-28m)
題名にもなった透明度の証拠写真。ここは水深28m、本来それほど明るい場所ではない。にもかかわらず、この明るさに加え、この距離から撮った写真がバッチリ。赤い色まで出てるのは、ストロボが届いている証拠。実際かなり遠くまで見えた。写真に写っているのはハリセンボンと子ネコザメ。見つかるかな?
 
メバル(-15m)
深いところに長く居るのは禁物。見事な透明度と冷たい水は、かなり良い気分だが、さすがに少し冷たさが・・・。当然エアも減ってるしね。
何か居ないかきょろきょろしながら徐々に水深を上げ、見つけたのがこれ。何のことはないよく居るメバルなのだが、やや色が明るめ?普段ほとんど相手にもされないのが、突然写真を撮られて驚いてるだろうな。
 
最後は、新調されたIOPのパラソル。大きくしっかりした造りで、色も色々。きっちりIOPのマークも入ってるしね。

今日のお魚
カエルアマダイ/ネコザメ/ネンブツダイ/ミナミハタンポ/ハコフグ/スズメダイ/ソラスズメダイ/タナゴ/ウバウオ/コケウツボ/ハリセンボン/イタチウオ/ヨコシマエビ/キタマクラ/カワハギ
子ネコザメ/クロホシイシモチ/フサカサゴ/クマノミ/メバル/トラウツボ/ベニカエルアンコウ