英語分かりますか？
お迎えの車でショップへ行くと、パットが「ゴメンナサイ、大変でしたね」とお悔やみの言葉を。もちろん英語で。心遣いに感謝です。
今日はノースでボートをする予定。ガイドはケン。このショップのオーナーのパットの息子さん。加えて自然保護のリーダー。特にカメの保護に漁民との争いさえ辞さない。ダイブの前にビデオ鑑賞から始まる。何が始まるのかと思っているとまず傷ついたカメの保護。続いて漁師との闘争で流血し、自分が警察に連れて行かれる実録まで。ちょっと過激？
ビデオが終わるとノースの港へ。小型のボートにケンと助手、僕ら二人と他に外人さんが二人。計６人。自分たちの器材置き場を指定され乗り込む。初めにケンが日本語で一言「英語分かりますか？」。突然のことに言葉に詰まっていると、あきらめたように後は英語のみの会話に。これで大丈夫か？。

ポイントの位置は
港を出ると少し波がある。突然ボートがスピードを上げ方向転換。何が起こったの？。イルカを見つけたらしい。しばらくイルカを追いかけながら移動。助手と外人さんがスキンで飛び込み、イルカを追いかける。残念ながらそれほど近くまでは寄って来てくれない？。
みんなを拾い、ポイントへ。この方向は僕らが泊まっているコテージの方角？。手前の入り江に入り、波の静かなところでブリーフィング。特に自然保護と安全確保に重点的。エアホーンとフロートを各自のＢＣに着ける。ここでちょっと問題発生。KogureっちのＢＣはコネクタが少し太く、エアホーンがつかない。これはしょうがないけど。
準備が終わり今度こそポイントへ。水中のブイがなかなか見つからない？。やっと発見！！。場所はコテージのほぼ正面の沖合い。ここで潜るんだ。

本当にいた
海面から覗くと、眼下は緑の草原のような平らな地形。空から見下ろしているような感覚で、不思議だが好きなイメージ。ここから潜り、オーバーハング気味の塀のような岩壁をぐるりと回る。ガイドはケン。ビデオカメラを持ち、撮影しながらどんどん先へと行ってしまう。外人さん２人がバディ、僕とKogureっちがバディで、ケンの後を追う。何か忙しい。運動会みたい？。
オーバーハングの壁に沿って進む。壁の真ん中にハリセンボン。じっとこっちを見ている。底の方のサンゴの周りには小さい魚が。イソギンポの仲間やスズメダイ、イシモチにベラなどなど・・・。岩壁の下の方にはキンメダイ系やゴンベが集まる。
ケンが指さしながら、ビデオを向ける。ブリーフィングで言っていた、BANDIT ANGELFISH。ハワイの固有種で、体に黒い縦帯が１本走る。壁に沿ってサッと通り過ぎて行く。あわてて撮影。ちょっと遠くて暗いけど何とか写ってる？。

オーバーハング
深度は２５ｍ位。大きな壁が反り立ち、上の方がオーバーハング。その下を通り抜けるように進む。ふと海底を見ると置物のような？魚のような？？？。写真で確認したところサンゴ？。いずれにせよ魚では無さそう。ちょっと残念。まだまだ地形は続いている。
外人さん達が岩の下を覗き込む。何か見つけたらしい。例のごとくウツボ。ゼブラウツボ。本当にこっちの人はウツボが好き！！。壁の中腹に動くものを発見。逆さまなので分かりにくい。よく見ると、大きな青いイセエビ？。写真判定の結果ゴシキエビと言うことに。この色だとちょっと食欲がわきにくい？。
当然カメはここでも常連。しっかり遭遇してます。

ちょっと危ない
安全停止してみんなで浮上。ケンがボートを呼び、順番に上がる。入るときより波が少し大きい？。昨日からの寝不足と緊張に加え、ごたごたで薬を飲み忘れ、さらに今日はKogureっちと二人だけ。周りは日本語は通じない。さらに加えてこの波。順番を待っている間に気分が・・・・。何かちょっと危ないかも・・・。