1本目 1の根 |
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今期、4月以来のDRYスーツ。去年、買ったばかりのときに1度着たのと併せ、今回が3度目。久しぶりなのと、ちょっと荒れ気味の海でやや緊張。でもDRYも着こなさないと、宝の持ち腐れ、気合入れて特訓開始。波のタイミングを計って、今だ、引き波に乗って一気に沖へ・・・。気のせいか、中々進まない?波+いつもと違う装備(DRYスーツ+DRYフィン)の相乗効果、長い一日になるかも・・・。 |
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ミチヨミノウミウシ(-12m)
フロートから潜降すると、底揺れはあるものの、透明度はかなり良い。思ったほど悪い海では無さそう。1の根に沿って、まずは本命に一直線。その前に、ちょっと気になる青い物体。葉に隠れるように岩にへばり付く”ミチヨミノウミウシ”。本来は沖縄や南方の普通種だが、夏〜初冬にかけ、伊豆でも現れるらしい。ということは、これも死滅回遊なのか??僕としては初っ端から初物ゲットで、幸先よくスタート。 |
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フリソデエビ(-15m)
続いて今度こそ本命、”アカヒトデ”があるということは・・・。ご推察どおり、ここしばらく有名な、IOPの”フリソデエビ”。こいつのせいで、ちょっとキツメのこの海の割には、こんなに盛況なのではという噂もチラホラ。先週は大き目のが2匹居たらしいが、はたして今週は・・・。居たぞ、ちょっと奥まったヒトデの上に。しかし、小さい、全長1cmほど。縮んだなんてことはないよね、もしかしてこれは二世?大きいのはもう引っ越しちゃった?とにかく僕にとっては初観察。これも無事ゲット。 |
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タキゲンロクダイyg(-20m)
1の根先端近くの壁面に沿って、ちょろちょろと泳ぎ回っていた。
成魚はバリ島で見たが、あっちでは普通種なんだよね。伊豆で見るということは死滅回遊。前回写真を撮った2002年の富戸以来だけど、あまり久しぶりって言う気がしないのは何故だろう? |
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サキシマミノウミウシ(-15m)
ウミウシだから、岩にへばりついているのは当たり前っちゃ当たり前なんだけど、今回はちょっとした集団、”サキシマミノウミウシ”三重連。前回の川奈ではナンヨウツバメウオの三重連だったけど、これも季節の移り変わりか。あまり関係ないって?余談だけど、普通種と言われている割には、去年まではあまり記憶に無いが、今年は当たり年? |
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アワツブアケウス(-15m)
ぼんやりと岩場を見ていると、流れに流され緑色の物体が。手足を動かし、あわてて壁にへばりつき、なにやらモゾモゾ。直感したのはクモガニ、少なくともその系統だろう。写真がこれ一枚なのであまりハッキリしないが・・・。なんせこの辺の奴は分かりにくいんだよ。もっと大きいとか、色がハッキリしてるとかなら分かるのに・・・。あ、それじゃ魚にも見つかっちゃうか。 |
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ウデフリツノザヤウミウシ(-20m)
以前からいるいると言われている割には、僕自身一度も遭遇した事が無い。石垣島やセブ島での知人の写真があるだけで、やはり伊豆では未遭遇。そういえば、この間も大瀬崎で7個体ほどひしめき合っているとか・・・。でも、ちゃんと居ました。通称「ピカチュウ」。これから寒い時期には多いとか、結局、単にこの時期潜っていない自分のせいか???
荒れた海への対策か?今日の観察対象は、物陰に隠れる奴らばかり。こいつも紅草の陰に突っ込み、撮影には今一。しかし、ここでハプニング、つまり突発的事態発生。流れにあおられ、水中へ。必死に体を伸ばし、安定を図る瞬間がこれ。実は、こんな動的な写真は撮れているのに、この後安定してからのシャッターチャンスはボケボケ。何やってんだか・・・。 |
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イロイザリウオ(-12m)
1本目のとりは、黒い小さなこいつ。ちょっと順番待ちの末、観察開始。ん、こいつもご他聞に漏れず、見事にはまってますな・・・。岩の窪み+カヤ+小さい+黒い+・・・。なんてカメラ泣かせな。でも、彼らも必死、頑張れよな〜。 |
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エキジットはちょっと大変なことに。後で聞いた話では、この時間、エントリーする人がほとんど居らず、みんな引いていたとか・・・。とにかく、波に逆らわず、タイミングを見てロープをつかむのが大事。幸い混乱も無く、みんな無事エキジット。お疲れ様。 |